あげそげコラム

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コラム掲載号:20171006

リトルフェニックス、海外合唱団と競演

山陰少年少女合唱団リトルフェニックスは去年9月、国際青少年音楽祭(毎年、欧州文化首都として、ポーランドのヴロツワフ市で開かれる)に、日本からはただ1チーム、代表として選ばれ、海外公演として参加した。ポーランド・ヴロツワフ市での音楽祭のステージはもとより、ポーランド、スペインの各地で演奏を披露し、「さくら」「きなんせ節」など日本をアピールする歌声で大好評を得た。
旅程のうち三日間は共演した「NFMボーイズクワイア」の団員の家にホームステイして交流した。ナショナル・ミュージック・フォーラム(国立音楽フォーラム)の名前を冠するだけあって、代表的な少年合唱団だ。ヴロツワフ市長はリトルフェニックスの演奏レベルとマナーに感動して、自国の少年にも同様の体験をさせたいと、日本への答礼演奏を決めてくれた。ポーランドの子供たち一行8歳から16歳までの二十五名は、東京・鳥取で演奏した後、米子市内で合同演奏し、3日間ホームステイする。

 NFMボーイズクワイア(ポーランド)来日記念NFMボーイズクワイア&山陰少年少女合唱団リトル・フェニックス・ジョイントコンサート
九日(月・祝)16:30開場。17:00開演。米子市公会堂・大ホール。入場料無料。
 リトルフェニックスの団員たちは今まで何度も海外公演を経験しているが、今回は極めつけ。「言葉は違うものの音楽は世界共通だなあ」「はじめ淋しかったけど、やさしくしてもらってうれしかった。日本でも交流を深めたい」などと感想文をしたためている。一聴の価値あるコンサートだ。

 


「人生は狂詩曲」!

 

 米子シネマクラブ、今月の例会は涙と笑いに溢れた不器用な大人たちの吹奏楽団のお話。
ベルギーを舞台に欧州決勝大会を目指す二つの吹奏楽団。言語が北部フランドル地方はオランダ語、南部ワロン地方はフランス語と、北と南に分かれ、それぞれ自分たちの地域に誇りを持つベルギー国民は、吹奏楽コンクールにも地元のプライドがかかっていた。見どころは、優勝を争う二つの吹奏楽団の迫力と感動の演奏シーン。
チームの要であるトランペット奏者が演奏の舞台上で心臓発作により突然死してしまう。ライバルチームから引きぬかねば……
果たして彼らは言語の壁を越えて、音楽の力で互いを理解し合うことができるのか?!
十五日(日)①14:00~②19:00~(上映時間99分)米子コンベンションセンター(小ホール)会員制月会費天人千円、中高生五百円。入会金五百円(新入会の方は入会金と会費2か月分が必要。当日入会司)090-8248-9810

 

 (河中信孝)

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