あげそげコラム

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コラム掲載号:20170721

恒例広島大学「文藝学校」

 十五回目の「文藝学校」講演会は今年も四講義を用意している。去年も筆者は選んで聴講したが、素人向きの興味深いものだった。

 七月三十日(日)10:3017:00本の学校2階 多目的ホール受講無料。

①10:40~11:40「あなたの知らない猫の世界 ―猫と英文学・猫とヒトの時空間」人が寝静まった後のひっそりとした時間、猫たちは何をしているのだろう? そこにはヒトの世界とは全く別の猫の世界が繰り広げられている…講師松本 舞(欧米文学講座助教)   

②11:50~12:50「『ロミオとジュリエット』を一人で原文で読めるのか?」翻訳ではなく、原文で読む「楽しさ」や「喜び」を伝えることができるか、原文を取り上げて語る。今林修(欧米文学講座教授)  

③13:40~14:40「『梓弓』の女の運命 ―『伊勢物語』に描かれた女性訓」都に行った夫を三年間待ちくたびれた妻は他の男との再婚を決意するが、結婚の当日に夫が帰って来る…事情を知って去っていく夫を追いかける途中、女は死んでしまう…悲しい物語は…講師妹尾好信(日本・中国文学講座教授)

④14:40~15:40「鳥取県出身の倫理学者・西晋一郎の思想から生き方を学んでみよう」今日私たちの周囲に、人と人・国と国との間で様々な不和が生じている。西晋一郎は「異質な者が異質なまま、より善く共存できる」思想の道筋を私たちに描いている。「自己や他者への気づき」を深めることが大切なようだ。講師衛藤吉則(応用哲学・古典学講座教授)

どなたでも(文学部志向の高校生も)参加できます。受講申し込み問合せは本の学校0859-31-5001電話・FAX・チラシ裏の申込書で。○受験相談会もあり16:15~17:00

 

共謀罪法廃止の学習会

先の国会で狂気の強引さで強行成立した共謀罪法が早くも施行された。この法律の本当の狙いは主権者である国民を国家が監視し、罪を犯す意志のない市民をも処罰対象とすることで「監視社会・もの言えぬ社会」をつくること。監視対象者はテロリストではなく、あなた自身=すべての国民です。共謀罪法は日本の民主主義の根幹である国民の思想・良心・信条、言論・集会の自由を奪う戦後最悪の悪法。政府が「庶民のための政府」なら庶民の口を縛る必要はないはず。絶対に廃止されなくてならない。

 

 「廃止しかないね 共謀罪」をテーマに七月三十日(日)13:15開場13:3016:00米子市ふれあいの里 会議室(百名)学習会講師 高橋敬幸さん(鳥取県弁護士会元会長)当日はがいな祭りのため駐車場の混雑あり、早めのご来場を。キッズスペースあり、お子様ずれの方は玩具などご持参がグー。問合せ西村弘命080-2903-8617

   (河中信孝)

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