あげそげコラム

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コラム掲載号:20170609

米子シネマ十八日に

 話題作・問題作をこの町で見ようという米子シネマクラブ、今月の例会は「心に剣士を」

 ソ連占領下で人々が鬱屈した生活を強いられた一九五〇年代初頭のエストニアが舞台。、ソ連の秘密警察から身を隠すため田舎町にやって来た元フェンシング選手のエンデルは、小学校の教師として手どもたちにフェンシングを教えることになる。…学ぶ喜びに満ちた子どもたちの表情に次第に心を動かされていく。ある日レニングラードで開催される全国大会に出たいと子どもたちにせがまれたエンデルは、秘密警察に見つかることを恐れながらも子どもたちの夢をかなえるべく出場を決意する…

 クラウス・ハロ監督は「老人も子供も孤独…だから、誰かが近くで『あなたのことを見守っていますよ。あなたはいてほしい存在なんですよ』と思わせてくれるような存在が必要なのだと思う…特に子供には、自分が認められているという眼差しが希望につながる…」と語る。日本の現在に最も必要なこと。勇気の先に未来がある。

 

 

 六月十八日(日)①14:00②19:00(上映時間90分)米子コンベンションセンター  小ホール(二階)

 会員制だが当日入会可。米子シネマでは例会は二カ月に一度、上映作品は会員のアンケー卜で決定される。

●入会金五百円・月会費大人千円中高生五百円問合せ090-8248-9810

 

虹の麓の暮らし市Ⅱ

 虹の麓・丸瀬家が主催する二回目の市。今回は大山開山一三〇〇年祭の関連企画として大山寺で開催される。

六月十八日(日)11:00~15:00大山寺山楽荘大広間にて。11:00 暮らし市0PEN(内容は後半に)12:00マイトリーのLIVE 13:10トークセッション「参拝と産廃から学ぶ~水と大山のこと~」

講師=清水豪憲氏/大山寺住職(山楽荘)山根一典氏(大山ふもとの自然環境と米子の水を守る会代表)丸瀬和憲氏(虹の麓代表)

14:00質疑応答 15:00 CLOSE

 出展=食べ物・飲み物あかり広場〈釜焼きピザ〉日々の糧〈スペシャルベジ弁当〉cafe七草〈焼き菓子〉atelier虹の手〈ロースイーツ〉GELATERIA らぐるぽ(淀江町・ジェラート)ノームの糸車(ミントジュース)ピエツ・コーヒー(自家焙煎珈琲)野菜と加工品ORANGEBOX〈野菜)丸瀬家〉あわ屋/あをん/アナログギャラリー(弓浜絣や髪飾り・コサージュ)/てから(手作りドリンク、スープ、おやつ)ほか。

 二十一世紀は水の世紀ともいわれる。先人が育んだ森に沁み込み、百年五十年間、大地をくぐって生まれる地下水。これを大切にし、次代に引き継ぐ責任が私たちにはある。楽しみつつ水と大山を考えたい。

問合せ080-6344-7006

   (河中信孝)

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