あげそげコラム

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コラム掲載号:20170421

タターガタ市あさって大正蔵で

 九十八年前(大正8年)に建てられた淀江町・長年酒造の酒蔵「ギャラリア大正蔵」での「タターガタ市」は例年多くの来訪者で賑わい、今年六回目となる。

 今回は手作り・自己表現ブースで洋服・染め物・陶器・アクセサリーなど約四十店。リラックスブースタイ式マッサージ・骨盤矯正。タターガタごはん部十店、アルコール・カレー・からあげ・玄米バーガー・スイーツ・手前味噌・毒麺・蒜山の焼きそば・おにぎり・みそ汁・コーヒー・ケーキ・天然酵母パン・焼き菓子・ケーキ・クレープ・パンケーキ・ジビエのおつまみ・揚げピッツァ・フルーツ酢ドリンク・コーヒーなど。

LIVEラビラビ(打楽器と声の独創楽団。「縄文トランス」と呼ばれ、日本列島の各地からアメリカ・シカゴ、カナダ、豪州、タイ、韓国など世界を駆け回る3人組)・カンシャデリックピリカyooda犬だいすきーずツーリンの6グループ。

 あさって四月二十三日(日)10:00~17:00ギャラリア大正蔵(淀江町淀江599)駐車場は稲村歯科裏の海岸駐車場へ。080−4266−3151

 

 

共謀罪で監視暗黒社会

 犯罪行為をやることに複数人が合意あるいは計画したら、共謀ということになるが、共謀の段階で、捜査機関が盗聴やライン、メールの内容を証拠に逮捕できるとなれば、冗談でも軽々しくものが言えないことになる。

 政府は「一般市民は関係ない」というが、普通の団体が組織的犯罪集団に変質したとの認定は捜査機関がするのだから歯止めにはならない。

 組織的犯罪集団の団体の活動として(犯罪の遂行を)二人以上で計画した者は(この「構成要件」を満たせば)強制捜査に着手できる=227の対象犯罪のどれかの実行を二人以上で合意したら逮捕されるかもしれないということだ。合意していなくても合意したとして逮捕され、二十三日間の勾留期間に散々尋問されて「犯行の準備まではしていない」ことが分かって処罰されなかったとしても、その間の逮捕という事実による社会的イメージの低下と、最長23日間の拘留が心身にもたらす苦痛は深刻である。つまり、逮捕されたものが共謀していないと立証するのは「悪魔の証明」であり、もしや、悪意を持つものが「○○さんと共謀した、犯罪を準備した」と自首したら、どんなことになるか。おまけに、自首したものは「罪を軽減、または免除する」という逃げ道まで作られているのだから、社会全体が謀略・監視の暗黒社会になり、特に革新的活動の団体は危険にさらされる事態になることは容易に想像できよう。

 人権侵害を野放しにする憲法違反の共謀罪は治安維持法同様の悪法と言われる。

   (河中信孝)

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