あげそげコラム

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コラム掲載号:20170407

「春の笛物語」野坂知子さん

 米子市公会堂二十回めのホワイエ・コンサートは野坂知子さん(国立音大卒、米子市文化奨励賞受賞)のフルート(ピアノ伴奏植田昌子さん)曲目「パリの屋根の下」「虹の彼方に」ほかクラシック・シャンソン・タンゴの名曲  四月十日(月)開演14:00~米子市公会堂ホワイエ。一般五百円高校生以下無料 問い合わせ 0859-22-3236

 

 

シネマクラブ次回例会

 

 米子シネマクラブ、次回の例会は「トランボ~ハリウッドに最も嫌われた男~」

 

 一九五〇年代マッカーシズムで全米から共産主義者を追放すると始まった赤狩り。脚本家ダルトン・トランボは、ハリウッド黄金期に第一線で活躍していたが、「赤狩り」の標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだために投獄されてしまう。(同じ赤狩りに合ったエリア・カザンは仲間を売って投獄を免れた)釈放された後もハリウッドでの居場所を失ったトランボは、偽名を使用して「ローマの休日」「パピヨン」「ジョニーは戦争に行った」などの名作を世に送りだし、アカデミー賞を二度も受賞する。逆境に立たされながらも信念を持って生きたトランボの熱い思いと、彼を支え続けた家族や映画関係者らの真実を描き出す。

日時

四月十六日(日)①14:00 ②19:00

(上映時間:124分)

開場米子コンベンションセンター小ホール(二階)
料金

会員制度。

入会金五百円、月会費大人千円 中高生五百円

問合せ090-8248-9810

トランボの情熱を描いた感動作で、「赤狩り」の意味や社会主義とは何かを正確に描こうとしたものではないと言う。

 

 

共謀罪は静かに進行か

 

 「共謀罪法案」の審議入りを自公政権は急ごうとしている。

 毎日新聞は三月二十四日憲法改悪反対鳥取県共同センターら四団体が行った共同記者会見の記事で「…同センターの田中暁代表は『実行して初めて罪であるという日本の法理念を180度覆し、憲法に違反する法体系を作り上げる法案。断固として成立させない』と述べた。出席者らは『私たちのような反対運動さえ弾圧されかねない』などと口々に危機感をあらわにした。」と報じた。

 政府は「従前の共謀罪とは別物だ。犯罪の主体を限定するなど…一般の方々が対象になることはあり得ない」というが、「普通の団体でも性質が変わった場合は『組織的犯罪集団と認めるのは当然だ』と述べ」以前の答弁から変更した。捜査機関の裁量で普通の団体が組織的犯罪集団と認定される余地が残る説明であり、何の限定にもならない。秘密保護法、通信傍受制度、共謀罪で暗黒監視・密告社会が完成すると言われている。関心持ってコミットしていただきたい。

 

(河中信孝)

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