あげそげコラム

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コラム掲載号:20170317

どんな人にも無限の可能性

 障がい者支援事業を頑張っているの「リヴよどえ」(米子市淀江町中間)のメンバーが日ごろ自分たちで培ったアート活動を披露する。

 チラシに書かれた思い―「障がいというと皆さんはどんな障がいを思い浮かべますか?…精神障がいは傍から見ても分かりにくい障がいですよね。彼らは病気があっても皆さんと変わらないところがいっぱいあります。…世間には不安がいっぱいで家から出られない人がまだまだおられます。『その人たちの希望になればいい』という思いで私たちは舞台に立っています。そして、みんなと一緒に色々な活動をして『どんな人にも無限の可能性がある』ことを実感しています。」と述べている。

 

 三月二十日(月・祝)14:00開演。会場はヴィレステひえづ(西伯郡日吉津村日吉津930)入場無料。

 演目は「淀江さんこ節(銭太鼓)、でんでんむしライブ(ペアの弾き語り)、朗読劇、けんちゃんライブ(ピアノ弾き語り)など、利用者が作詞作曲したオリジナル曲も。

 NPOライヴ(リブよどえ)は地元の海産物の販売もやっており、鳥取から出雲までの主要駅売店で板わかめ、乾燥白イカを、そして、日吉津村のアスパルでは徳用板わかめ、乾燥甘えび、乾燥ホタルイカも好評だ。

問合せ0859-56-5789

 

今様・治安維持法

 安倍内閣は今まで三度廃案になったいわくつきの「共謀罪」を「組織犯罪処罰法」の改正として新設しようとしている。「米子九条の会だよりNo49」から引用して問題点を簡単に。

※2000年に国連で採択された国際組織犯罪防止条約を批准するには「共謀罪」の法制化が不可欠と政府はいうが、無くても批准できるし、「この条約の本来の目的は、国際的な組織犯罪の防止で…テロ対策とは直接関係ありません。しかも、政府の提案は…重大とはいえないものを含む犯罪を合意の段階で処罰しょうとするもので、市民の自由な生活を大きく脅かします。」

 ※日本の刑法は、『既遂』の処罰が原則だが未遂の処罰も例外的にはある。「『予備』の処罰は未遂よりも更に例外的で、殺人・強盗・放火などの重大な犯罪に限って規定されています。「予備」の一種である「共謀」の処罰は…現在…内乱の陰謀罪・私戦陰謀罪など極めて特別な場合に限られています。」政府は犯罪の合意の段階(共謀)で処罰しようとしており「捜査機関が、市民団体や労働組合など…共謀罪の容疑があるとして…構成員を検挙するなど、悪意的に運用される事態が予想されます。」

小欄では詳述しにくいが、その他、多くの点で絶対制定してはならない「今様(いまよう)・治安維持法」だと言われている。

(河中信孝)

 

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