あげそげコラム

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コラム掲載号:20170303

絵図でたどる米子城の歴史

 山陰歴史館で今、標題の展示会が開かれており、会期も残りわずかになった。

 市内には再建の願望も聞かれる米子城は、1600(慶長5)年建てられて以来、1879(明治12)年(一説に13年とも)金三十円で山本新助に買われ、石垣を残して取り壊されるまで二百八十年、米子の街を見下ろしてきた。

 

 初重(一階)と二重目は同じ十間×八間、最上階五重目は三間×二間半、高さは二十一メートルで本城である鳥取城の天守や三階櫓をもしのいでいたと言われる。

 「絵図でたどる米子城の歴史」展。現在開会中~三月十二日(日)まで、山陰歴史館(旧市役所)開館時間は九時半~午後六時まで。(入館は五時半までに)。一般三百円(十五名以上の団体は二百五十円)七十歳以上、大学生以下、障がいのある方と介助者一名は無料。毎週火曜日は休館。

 会場には米子城絵図、米子町絵図などの絵図資料を中心に、横田内膳や荒尾家家臣の関係資料、米子城跡・城下町発掘調査資料などの資料をあわせて展示し、米子城の歴史を紹介。

歴史講座『中村記』を読む(第二回)第一回は紹介せずごめんなさい。米子城初代城主の中村氏のことを伝える『中村記』を読んでその歴史を学ぶ。明日四日(土)13:3015:00講師國田俊雄米子市立山陰歴史館長。山陰歴史館内で。受講無料定員二〇名。申込問合せ0859-22-7161へ電話で。

 

蔵リストのペン画展

 角盤文庫、岡本一銭屋など山陰の風情ある建物を独特の「線細ペン画」の手法で描き、近時は風景、静物、野菜などにもその対象を広げている「蔵リスト」こと森井裕子さん。

 

 今日から5日(日)まで三日間、米子市皆生新田の特別養護料人ホーム「皆生みどり苑」地域交流ホール“まつかぜ”で展示会を開く。展示はおよそ二十点。時間は10:00~15:00

森井さんの作品や手芸品・加工品(障がい者支援施設「西部やまと園」=南部町阿賀で作られたもの)の販売もある。

 また、四日、五日の二日間13:00~15:00ペン画の塗り絵ワークショップも開催される。参加費五百円。

 同じく四日、五日の二日間「軽食・喫茶コーナー」も出店、ハンバーグランチなど五百円、ケーキセット三百円のサービスがある。

 ちなみに、皆生みどり苑と西部やまと園は同じ法人の経営だが、来年二月完成予定で施設を「皆生みどり苑」の隣(定員四〇名)と、南部町内(定員二〇名)に分散・新築・開園する。問0859-66-4380

   (河中信孝)

 

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