ウエダ創業明治元年
慶応4年(明治元年)に人形のウエダは本家から暖簾分けし、初代・和一郎が米子市本通り商店街の法勝寺町に菜種油商として創業。 元々の本家は山形屋という屋号の上田家で、1700年代初めに国替えのために法勝寺城下から米子市道笑町に移り油問屋として創業しています。明治2年(1765年)に鳥取に蠟座が設けられた時には唐櫛屋(益尾家)、油屋(野坂家)、山形屋(上田家)が油屋御三家と云われていたそうです。(米子市誌より)
油から提灯・人形へ
ウエダの創業当時は生活用提灯(油灯)と油やを行っていました。
明治の後半に入ると山陰鉄道が開通し、米子本通り商店街も活況を呈してきました。
二代目・政太郎は赤崎の佐伯牧場より嫁を迎え商売も拡張していきました。江戸時代より盛大に生産されていた淀江の和傘や押し絵人形なども扱い、商売の幅も広がり、現在の人形屋の原型になったと言われています。
大正末期の商店街の風景 (右手前に写っているのがウエダです)
六代目店主 上田直樹社長
上田さんから年賀状
現在の六代目店主上田直樹社長から頂いた年賀状からも来年の創業百五十年に向けての意気込みが伝わってきます。地元生まれ、地方専門店のサバイバルは各業界ともに熾烈です。そんな中で人形のウエダさんは数々のオリジナルプロジェクトを進められ、現在の躍進に繋げられています。
プレゼントが二つ
人形のウエダは今、ひな人形商戦でにぎわっています。お買い上げで、オリジナル毛氈(敷折織・しきおりおり)に子供さんの名前を刺繍して進呈。
また、お買い上げで人形作家葉祥明描き下ろしのウエダオリジナル絵本「ひなまつり」がもらえます。
子供さんの名前入り | 人形作家葉祥明描き下ろし |
ウエダさんも、米子の街ももっともっと元気に。どんどん活性していくといいですね。
お問い合わせは〇八五九ー三五ー〇八三四、人形のウエダ(米子市米原五丁目)まで。
【会社HP】http://www.uedaningyou.net/
【地図】
(砂田秀雄)