あげそげコラム

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コラム掲載号:20170106

今年はいい年にしましょう

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくm(_ _)mです。

 去年の国政は近来にない酷いことの連続だった。今年は心機一転、みんなの力を一層合わせて、去年よりはいい年にしたいものです。

 お正月過ぎは「とんどさん」が来る。筆者の所は日吉津村今吉東の「歳徳神講」だが、先年から「浜ん灘=海岸」の砂浜で類焼の恐れなく行っている。

 

 「とんどさん」は地域社会の横のつながりを濃密にする意味深い民俗行事であって、保存し隆盛を願うべきものだと思うが、ご多分に漏れず、「干渉されたくない」だの「地域社会と付き合いたくない」とかの風潮が、とりわけ若い世代に多くなり、参加する家がだんだん少なくなって来ていた。

辞める理由を聞くと、神さん(小さな祠というか、お宮さんというか)を持ち帰って安置する床の間もないとか、お宮さんに子供がワルサするなど、住居環境の変化もあるようだ。

とんどさんの本番が来ると、その家に良いこともあるが悪いことが起きる、荒神さんだ…といった迷信があったり、本番を引き受けた家で老父母などが亡くなると、とんどさんの所為だなどと言われるなど心無い振る舞いもあったりしたようだ。

本番(一年間お宮さんを祀る)の籤(くじ)は引かないで、その他の行事(心鉾を立てる作業や懇親会に参加するなど)には加わりたいという「世話役のみ」の家庭を容認するようになってきたが、筆者が自治会長で本番に当たった時、お宮さんをどう祀るかの心配だけでも解消しようと、家には持ち帰らず集会所に安置して、やれる範囲で祀ることを認めるようにした。すると、一定数の参加者が増え、若い層の本番希望者も増えた。今年は一月八日に心鉾を立て、その夜懇親会、翌朝八時に火入れとなる。

あなたの地域はどんな「とんどさん」だろうか。今年は雪が多いと聞く。積もらないことを祈るのみ。

 

「もんじゅ」廃炉に

日経によれば「政府は昨年末二十一日、もんじゅ(福井県)の廃炉を正式に決めた。

『夢の原子炉』と期待されたもんじゅは一兆円超を投じたものの、事故や不祥事が相次ぎ、二十二年間で二百五十日しか運転できないまま幕を下ろす。

もんじゅは2022年までに使用済み核燃料を取り出し、2047年までに施設の解体を終える方針。廃炉費用は三七五〇億円以上を見込む。もんじゅの次の段階の実証炉の開発に向け2018年をめどに工程表をつくる。」

核燃料サイクルはまだあきらめず、巨費をつぎ込むようだ。

 もうやめてほしい。自然エネルギーには背を向け、出来もしない避難計画など立てず、原発も続けるかどうか国民投票にかけて

 (河中信孝)

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