あげそげコラム

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コラム掲載号:20231117

今よみがえるー入場券展

↑米子高等女学校運動会入場券(一枚一人限)
↑米子高等女学校運動会入場券(一枚一人限)

 会場・式場・競技場などに入場するときに使用するのが入場券です。

 祐生の入場券収集は、1917年(大正6)10月15日〜11月27日大阪朝日新聞のコラム「珍道楽」に紹介された30人の収集家との交流に始まりました。

 祐生は珍奇な収集家に対してからかい半分で収集の真意を問う書簡を送ったところ、予期せぬ資料が次々に到来しました。その中の一人に切符収集家の山本不二男氏がいました。山本氏は、切符に添えて「内国製産博覧会観覧券」を送ってくれました。これが入場券収集の第一号です。

 その後、大阪の人たちだけでなく、我楽他宗入会によって東京の人たちとも交流が広がり、入場券も立派な収集物として認識され、多種・多様な入場券がもたらされることになりました。皇太子鹵簿(ろぼ)奉拝所入場券、衆議院傍聴券、博覧会入場券、図書館閲覧券、洋楽・邦楽の演奏会から観劇、映画鑑賞、学生野球に至るまで、幅広いジャンルに及んでいます。

 この度、開館以来、初めて入場券の展示に挑戦しました。資料整理が十分でなく、心苦しい展示ですが、全容の紹介を優先しました。展示総数573点の資料から、当時の世情もあわせて感じていただければ幸いです。 

 

(祐生出会いの館 猪原加代子)

 

 

【開催期間】

令和5年12月4日(月)まで

【開館時間】9時~17時
【休館日】

火曜日

【入館料】

一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料
※15名以上団体割引あり
※身障手帳所持者と介護者1名無料

 【問い合わせ】

南部町祐生出会いの館 西伯郡南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859(66)4755

今よみがえるー入場券展

 

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