あげそげコラム

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コラム掲載号:20231027

コンサート米子はヤン・インモ

 コンサート米子11月例会は「ヤン・インモ 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」

 韓国のヴァイオリニスト、ヤン・インモはジャン・シベリウス・ヴァイオリン・コンクール(フィンランド・ヘルシンキで行われるヴァイオリン奏者のためのコンクールで、フィンランド・シベリウス協会が主催、一九六五年に第1回が開催され、以後5年毎に開催)で去年第1位を受賞した。

 

 

コンサート米子11月例会は11月7日(火)18時45分開演(18時開場)米子市文化ホール。会員制だが前日入会可

 会費・月額一般二千円・学生千円・高校生以下300円、新入会の方は入会金千五百円と会費2ヶ月分が必要です。会員募集中。

◎特典=サークルでの新入会、3人以上のグループでの新入会は入会金500円。高校生以下の新入会は入会金免除。来局が困難な方は振り込みも可。

郵便振替え=01430-3-20984 加入者名「コンサート米子」

 さて、その受賞時の審査委員長のサカリ・オラモは、次のようにコメントした。「この勝者は圧倒的である。音楽的にもまたヴァイオリニスト的にも、インモの弾きこなしはすこぶる偉大だ。歌と平易さを生み出すバネを変えても決して余計なものがない」。

 二〇一五年3月、イタリア・ジェノヴァで開催された第54回パガニーニ国際コンクールで二〇〇六年以来初めて第1位を獲得した。当時の審査委員長であったファビオ・ルイージは、「インモは直感的な音楽家である。彼のパガニーニは魅惑的で絶妙だ」とコメントした。

 ヤン・インモはワイル・リサイタル・ホールでカーネギーホールデビューを果たした後、ボストン・シンフォニーホール、マールボロ音楽祭をはじめ米国各地で演奏活動を続けている。ほか、ファビオ・ルイージ、ネーメ・ヤルヴィ、チョン・ミョンフン、オスモ・ヴァンスカなど多くの著名指揮者と共演。

 ボストンのニューイングランド音楽院でミリアム・フリードに師事し、現在はベルリンを拠点に、ハンス・アイスラー音楽大学で修士号取得を目指している。

 彼が演奏するヴァイオリンはジャン・シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールのために貸与された、トリノのG・B・グァダニーニのヴァイオリンだ。問合せ 0859-34-3173

 

(河中信孝)

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