展示総数134点
後藤文平氏は東京都出身で、1964年(昭和39)米子北高等学校教諭として赴任しました。
陸上競技110mハードルの選手で、国体に10年連続出場しました。
書道を始めたのは、同校の書道教師木村麗山との出会いでした。肉体的に衰えのくるスポーツと違って、奥行きの深い書に限りない魅力を感じました。精進の甲斐あって、1988年(昭和63)からは書道担当教諭となり、2007年(平成19)まで勤務しました。80歳を過ぎた今日にあっても、求めに応じて各地の公民館講座等で書道の指導に当たっています。この間、1997年(平成9)鳥取県美術展奨励賞、2002年(平成14)「国民文化祭とっとり」では佳作入賞に輝きました。また、文部科学省公認検定試験審査員、鳥取県書道連合会西部地区理事等を歴任し、書道の普及向上に努めました。
後藤三千代氏は、師である木村麗山門下に加わり、書の楽しみに惹かれました。「木村三千代」は雅号です。米子市展賞、県民奨励賞等を受賞し、今日では米子市展無鑑査、鳥取県書道連合会展無鑑査です。麗山門下となって40年、師匠の麗山没後、霊山書院の代表を務め、文化教室等でも指導に当たっています。
後藤夫妻の書画作品から、夫婦で共通の趣味を持ち、互いに啓発しながら、作品づくりを楽しむ姿を感じていただければ幸いです。
(祐生出会いの館 猪原加代子)
【開催期間】 | 令和5年8月21日(月)まで |
【開館時間】 | 9時~17時 |
【休館日】 | 火曜日 |
【入館料】 | 一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料 |
【問い合わせ】 | 南部町祐生出会いの館 西伯郡南部町下中谷1008 TEL/FAX 0859(66)4755 |