あげそげコラム

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コラム掲載号:20230707

米子市美術館開館40周年記念 特別企画展 井田幸昌展 Panta Rhei |パンタ・レイ −世界が存在する限り

  • 《Self Portrait》2022年/油彩・キャンバス
    《Self Portrait》2022年/油彩・キャンバス
  • ポートレイト © IDA Studio Inc.
    ポートレイト © IDA Studio Inc.

国内美術館初となる大規模個展

 

 一見抽象画と思わせる画面。じっくり見るとふと顔が浮かび上がってくる。絵の具の質感を感じさせる力強く荒々しいタッチと鮮やかな色彩で表現されたエネルギーに満ちた作品は、独特の存在感を放ち見るものを圧倒します。その卓越した画力と色彩感覚に裏打ちされた作品の作者は、国内外で活躍中の画家・現代美術家の井田幸昌(いだゆきまさ/1990年鳥取県西伯郡日吉津生まれ)です。

 井田は、彫刻家である父のアトリエで幼い頃から絵を身近に親しんできました。「一期一会」をテーマとし、絵画を中心に彫刻や版画など幅広い分野で創作活動を展開し、海外へも活躍の場を広げ、各国のコレクターたちからも注目を集めています。近年では、日本の民間人として初めてISSに滞在する宇宙旅行を行った前澤友作氏によって、作品《End of today - L’Atelier du peintre- (画家のアトリエ)》がISSにも設置されたことで話題を集めました。

 さらに昨年、広く文化の振興に功績があったとして、鳥取県文化奨励賞を受賞するなど多方面で躍進を続けています。

 井田にとって国内美術館での初個展となる本展では、国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、家族、友人、著名人をモチーフに描いた〝Portrait〟シリーズ、絵日記のように日々をつづった 〝End of today〟シリーズなどの代表作から最新の作品までを約60点を一堂に展観します。

 この時、この場所でしか出会えない一期一会の井田の芸術世界をご堪能いただける機会になれば幸いです。

 

(米子市美術館)

 

 

会期

7月22日(土)〜8月27日(日) [水曜日休館]

時間

午前10時〜午後6時(最終入館は午後5時半まで)

会場

米子市美術館(米子市中町12/電話0859-34-2424)

観覧料

一般1300(1000)円、高校・大学生900(800)円、中学生以下無料

展覧会特設サイト

https://ida-2023.jp/

問い合わせ先

米子市美術館 ℡0859-34-2424

http://www.yonagobunka.net/y-moa/

 

 

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