あげそげコラム

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コラム掲載号:20230421

鳳鳴雅楽会「第二回雅楽演奏会」

 雅楽という音楽は、日本が世界に誇る日本伝統芸能だが、私たちが実際に生で聴く機会が少ない。今から約千二百年前に中国大陸各国の音楽が日本に伝えられ、淘汰・洗練されて、平安貴族の嗜みとされ、その後千年以上も形をほとんど変えずに今日にまで伝えられた。世界最古のオーケストラとも言われる。

米子市出身の雅楽演家、鳳鳴雅楽会(ほうめいのうたまひ)代表の森川道弘さんは、今回、山陰で雅楽を嗜んでいる楽人だけでの演奏会を開く。

 

 

「鳳鳴雅楽会 第2回演奏会」四月二十二日(土)13:30開場、14:00開演。米子市文化ホール・メインホールで。チケットは全席自由。前売二千円、当日二千五百円。発売は文化ホール・公会堂・さなめホール・アルテプラザ

 森川さんは雅楽を天理大学の雅楽部で学び、その後天理市で3年間の雅楽演奏活動を経て、2009年に米子に帰り、笙を豊英秋師、舞を大窪永夫師に師事。鳥取の鳥取雅楽会、島根のこころ音雅楽会の先輩楽人と共に小学校での雅楽観賞会、神社仏閣での法要、奉納、各種イベントでの演奏など、山陰での雅楽普及に尽しておられる。

今回の管弦は春に相応しい曲、春鶯囀颯踏。うたは嘉辰。そして舞楽は陵王一具(省略なしに陵王を全部)

問合せ 090-6905-4281 《fecebookはこちら》

 

映画『人生ドライブ』

 

 熊本県宇土市で暮らす岸英治さんと信子さん夫妻は7男3女、合わせて十人の子沢山。映画からあふれ、見えてくるのは子どもたちへの愛情や暮らしの工夫だ。その中の一つ、岸家には月に一度、自分が生まれた日にお父さん、お母さんを独り占めできるという、その子どもにとって大切な日であり、大家族・岸家ならではの約束である。同時に英治さんと信子さんは忙しい日々の合間を縫って2人でドライブをすることも。

そんな家族を襲う自宅の全焼、2016年の熊本地震、緊急入院…次々困難に見舞われても乗り越えてきた…

 映画『人生ドライブ』四月二十二日(土)10:00/14:002回上映。会場なかやま温泉(大山町赤坂708)入場料大人千円、中学生以下五百円。主催ええがな大山実行委員会 《HPはこちら》

2000年頃から、岸家の生活を二十一年にわたり寄り添うように取材したのは、地元、熊本県民テレビ。「NNNドキュメント」で放送したものを劇場上映に向けに再編集した。問合せ0858-49-3330

(河中信孝)

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