あげそげコラム

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コラム掲載号:20221209

人権・平和映画祭十五日に

 全国各地の映画センター有志で結成した実行委員会で取り組む各地の映画上映会、米子では山陰映画センター(代表 飛田浩二)が開催する。

 

今回の上映は①『太陽の子』と②『心の傷を癒すということ 劇場版』

十二月十五日(木)

☆1回目=開場9:45 開演10:30

☆2回目=開場13:15 開演14:00

各1回上映。1作品ごとに前売券、一般千五百円、障がい者千二百円 ※当日各二百円増し。

米子コンベンション小ホール。問合わせ 山陰映画センター090-2003-6623

 

『映画 太陽の子』

 

 1945年の夏。軍の密命で京都帝国大学・物理学研究室の石村修と研究員たちは、原子核爆弾の研究に没頭する中、建物疎開で朝倉世津が修の家に居候することに…。修の弟も戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人だったが、物理学に魅了されていた修も、核爆弾の破壊の恐ろしさに葛藤を抱えており、世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた…。

 

『心の傷を癒すということ 劇場版』

 

 阪神・淡路大震災時、被災者の心のケアに奔走した実在の精神科医・安克昌氏の著書を原案に制作された。

安和隆は自身のルーツが韓国であることを知って以来、自分は何者なのか模索し続け、反対された精神科医の道へと進む。結婚し幸せな日々を送っていたある日、神戸の街を大震災が襲う…和隆は避難所で被災者たちの声に耳を傾け、心の傷に苦しむ人々に寄り添い続けるが…

感動的2作品をどうぞ。

 

線細ペン画蔵りすと

 

 米子市在住の線細ペン画家・森井裕子さんは、2010年頃から年々消えゆく蔵や茅葺きなど趣のある建物を、線細ペンで写真と見まがう細密画に描くことがライフワーク。また、自作の絵の販売、建物などのオーダーアート制作、本など出版物の挿絵や商品パッケージのイラスト制作の他に、大人の塗り絵講座・ペン画教室、作品展と活動範囲を広げてきた。

「米子の町家・まちなみ八十八カレンダー2023」は先に出版した同名の本から、十三枚を選んで、表紙と十二か月のカレンダーを作り、立てかけられるように工夫したもの。

 売価千五百円。販売は今井書店各店と米子まちなか観光案内所にあり。問0859-21-3007

(河中信孝)

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