あげそげコラム

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コラム掲載号:20220916

米子歌舞伎 発表会

 先日、米子市公会堂で米子歌舞伎保存会の発表会があり、我が子達3人も出演しました。

 米子歌舞伎は、昭和26年に立ち上がり、約70年の歴史がある地元の伝統芸能。大人から子供までが参加し、毎年稽古を経て舞台に立ち、その伝統を守っています。

 我が家は、中1の長女と小5の長男が1〜2歳から日本舞踊を習っていて、その縁で米子歌舞伎にも約6年前から参加させて頂いています。

 

次男は初挑戦!

 

 今回は、小3の次男が初出演です。去年の米子歌舞伎の発表会で、姉や兄たちの晴れ姿を見た後、次男が「僕も来年は出たい。先生や友達に見に来てもらっているのが羨ましい」という不純?な動機(笑)しかし、次男はこれまで遊び以外で自分から何かをやりたいと望むことはほぼなかったので、嬉しく感じました。

 本番3ヶ月前から始まったお稽古。それぞれ学業や仕事の合間に週1回程度集まり、練習に励みました。直前は、連日の舞台稽古。舞台に立つと一気に本番モードになり、練習の熱が入りました。

 そして、いよいよ本番当日。朝から緊張した面持ちの子供達と、米子市公会堂へ。化粧や着付けをしてもらい、お弁当を食べ、和やかながらソワソワする子供達。

 

お客様がパワーの源

 

 私が客席を覗くと、子供達の学校の先生や、友人、松江や関西から駆けつけた祖父母やいとこの姿が。それを楽屋にいる子供達に伝えると『えー!◯◯先生、来てくれたんだー⁈△△ちゃんも⁈』と目の色が変わりました。

 次男は、舞台裏の雰囲気も初経験。何もかもが新鮮だからか、自分の番になっていない段階から舞台袖にやってきて、他の方の舞台を正座して、じっと見守っていました。


 

 まずは長男と次男の出番です。2人とも緊張から何度も深呼吸をしていましたが、緞帳(どんちょう)が上がると、意を決したように前を向き、練習以上に堂々と踊り終えました。

 続いて長女の出番。弟達に比べて、淡々と出番を迎えているように見えましたが、実は手が震えていたようです。長女は今回、日本舞踊あり、歌舞伎の踊りあり、台詞のある役あり…と大活躍。出番の合間に、舞台袖で、スタンバイした着付けスタッフの方に〝早着替え〟してもらう場面も。長い台詞もしっかり言う事ができ、一安心。



 

 他のキャストの皆さんも練習以上の成果が出て、良い舞台となりました。

 子供時代から地元の伝統芸能に触れ、立派な舞台に立つ機会がある事は、大変貴重な事。この経験を今後の人生に生かしてほしいと思います。

 

【PROFILE】

田中 友香理(たなか ゆかり)

1977年2月20日生・B型
大阪市出身・米子市在住・フリーアナウンサー・3児の母
☆BSSラジオ『午後はドキドキ!』(水)

 

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