あげそげコラム

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コラム掲載号:20220708

伯耆古代の丘公園のハス見ごろ

 米子市淀江町の伯耆古代の丘公園には小高い丘の上に十七基もの古墳が並び、物見やぐら、埴輪をめぐらした円墳、竪穴住居など、古墳時代にタイムスリップする感覚が味わえて興味深い。
 蓮池には四十種類もの蓮が咲き、盛りの時期が違うので七月末までの長い期間楽しめる。
 中でも、「大賀ハス」は注目だ。植物学者でハスの権威者でもある大賀一郎博士が一九五一年千葉市花見川区・落合遺跡の地下6mの泥炭層から、少なくとも二千年前のものと推定される3粒のハスの実が見つけた。そのうちの一粒から博士が苦労して生育させた「大賀ハス」=世界最古の花・生命の復活だった。淀江のハスは直接譲り受けた由緒正しいハスだ。

 

 

 すでに蓮の花は満開だが、土・日・祝日などはコーヒーなど飲み物サービス付き(有料)の鑑賞が楽しめる。
 七月九日と十六日は0からコーヒー研究所、一〇日は奥大山水洗い珈琲、十七日と十八日はピエツ・コーヒー、二十一日はトリヱcoffee、二十三日は月のかほり、二十四日は珈琲koya、三十一日は珈琲屋日々となっている。また、日によってはクッキーやスコーンなども販売される。問合せ0859-39-4050

 

 

ピアノ開きの新ホール

 

 旧・境港市民会館が新しく生まれ変わって、境港市民交流センター(みなとテラス)となり、開館記念事業「ピアノと歌のコンサート」はスタインウエイピアノのピアノ開きでもある。

 

 七月十七日(日)開場13:30開演14:00みなとテラスにて。入場料(全席自由)一般二千円、高校生以下五百円。客席八百の大ホールの、めったにないピアノ開きで演奏するのはピアニスト安部可菜子(東京藝大大学院修了、山陰・全国各地でリサイタル)。そして、テノール・山本耕平(米子市出身東京藝大主席卒業、文化庁新進芸術家海外研修制度選出、ファン層も厚い)、ソプラノ・徳山奈奈(境港出身、国立音大主席卒業文化庁特別推進事業オペラ出演)。曲目はショパンのアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ、歌劇『椿姫』より乾杯の歌、喜歌劇『メリーウィドウ』よりヴィリアの歌・他。

問い合わせ0859-47-1093

 

(河中信孝)

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