あげそげコラム

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コラム掲載号:20220708

初めての骨折と手術

 5月末、小5の長男が左手の小指を骨折しました。

 放課後に公園で友達とドッジボールをしていて強いボールを受け損ねた、との事。
 私は仕事中、ご近所さんから連絡を受け急行。友達に囲まれ痛がる長男の曲がった小指を見た瞬間、目を覆いたくなりました。

 

 すぐ病院で診察。

「骨折です。全治2ヶ月」
 医師の言葉を聞いた瞬間、長男は天を仰ぎ、涙がポロポロ。
 というのも…間近に控えた小学校の記録会。リレー選手になるために頑張って、なんとか選ばれ毎日練習に励んでいたのです。絶望する表情に心が痛くなりました。

 

人生初手術

 

 3日後、手術を受ける事に。
 長男にとっては初・骨折。初・手術。初・全身麻酔。
 悔しさと不安で塞ぎ込む長男を、明るく前向きに考えられるように、朝から晩まで励まし続けました。
「悔しい気持ちはわかる。でも長い人生でたった2カ月。絶対にいい経験になる。勉強では得られない、人の気持ちがわかるようになる。意味のある2カ月にしよう」
 どんな言葉をかけても、長男は『あの時公園に行かなければ良かった…』と後悔の念ばかり(笑)。

 手術前日の、病院の検査や説明。
「保護者の付き添いはどうしますか?」と聞かれ『1人で大丈夫です』と答える長男。(早くも親離れか…)と一抹の寂しさも感じた私(笑)。
 念のため長男の気が変われば付き添いできるようにしておきました。
 手術当日。終始落ち着かず緊張気味の長男。
 長男は、手術経験あり(胆嚢摘出手術)の私に『どうやって意識なくなるだ?』など色んな質問をして来ました。「寝てりゃ終わる!大丈夫や!」と何度言ったことか…!

 

いよいよ手術

 

 手術室へはしっかりした足取りで歩いて入り、きちんと受け答えも。落ち着いてはいましたが顔つきはかなりこわばっていました。
 無事手術が終わった長男はまだ眠っている状態。「終わったよ!頑張ったね!」と声を掛けると目を大きく開いて私を確認。『ママの言った通り。寝てりゃ終わったわ』とニッコリ。


 結局、入院中私はずっと付き添い。
「ママが一緒にいてくれてホント良かった!」との言葉に(まだまだ子供らしくて良かった)と一安心でした(笑)

 その後、6月末に再手術をしてギプスが取れました。完治まであと少し。順調に快復して、今回の経験を今後の人生に役立ててもらいたいものです。

 

【PROFILE】

田中 友香理(たなか ゆかり)

1977年2月20日生・B型
大阪市出身・米子市在住・フリーアナウンサー・3児の母
☆BSSラジオ『午後はドキドキ!』(水)

 

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