あげそげコラム

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コラム掲載号:20211217

令和3年度優秀映画鑑賞推進事業 米子なつかしの名画劇場

 今年の「米子なつかしの名画劇場」は、~監督と女優との宿命的な出会い~そんな映画の中から選んだ3作品です。現在では、稀少な35ミリフィルムを、米子市公会堂の巨大スクリーンにて上映します。 

 

【伊豆の踊子】

 監督・西河克己監督、原作・川端康成、出演者・吉永小百合、高橋英樹、大坂志郎ほか

 

 当時若手スターだった吉永小百合と高橋英樹が主演です。現在と過去をカラーと白黒で使い分け、現在の女性と回想中の踊り子を吉永が2役で演じている場面が見どころです。

 

【華岡青洲の妻】

 監督・増村保造、原作・有吉佐和子、出演者・市川雷蔵、若尾文子、高峰秀子ほか   

 

 日本初の麻酔薬の開発者として名高い、華岡青洲をめぐる母と妻の葛藤を中心に描いています。嫁と姑のひそやかな対立をよそに、青洲はひたすら麻酔薬の研究に打ち込んでいきます。麻酔薬の人体実験を自ら申し出る母と妻に、青洲は同じように薬を与えるのだったが・・・。女の戦いを利用しつつ、薬を完成させた青洲の生き方をぜひご覧ください。

 

【稲妻】

 監督・成瀬巳喜男、原作・林芙美子、出演者・高峰秀子、三浦光子、香川京子ほか

 

 それぞれ父親の違う4人の子供たち。末っ子の清子(高峰秀子)は、姉や兄たちの身勝手で無気力な生き方に生理的な機悪を抱き、1人下宿生活を送っています。原作者である林芙美子の実母をモデルにしたものだと言われています。下町の庶民の姿をいたずらに劇化することなく、静かに見つめているところが特徴的です。「キネマ旬報」ベストテン第2位の作品です。

 

【日時】

令和4年1月23日(日)開場9時半から。開演10時半から。

【内容】

・伊豆の踊子(87分)午前10時半から。

・華岡青洲の妻(99分)午後1時から。

・稲妻(87分)午後3時から。

【料金】 1日券500円
 【チケット取扱い場所】

 米子市公会堂、米子市文化ホール、米子市淀江文化センター、

米子市立山陰歴史館ほか

 【バス割引券】

 当日に市内路線バスで使える200円割引券をご希望の方に

チケット購入時にお配りしております。

 【駐車場】

 ひまわり駐車場(1時間無料)、イースティープレイス(1時間無料)、

米子市役所(6時間無料)

※無料処理をしますので必ず駐車券をお持ちください。

【お問い合わせ】 米子市公会堂☎(0859)22-3236
 【チケットプレゼント】

ペアチケットを2組様にプレゼントいたします

 

 コロナ禍の中、映画は好きだけど観る機会が減ってしまったという方、多いのではないでしょうか。この度は、感染対策として、客席数を半分にし、検温、消毒、マスク着用の徹底をしております。また、会場は換気設備が整っておりますので、ご安心してご来場下さい。

また、3作品すべて観られても500円ですので、気楽に足を運んで頂けます。

普段の日常から離れて、映画の世界を一緒に楽しみましょう。

(米子市公会堂 企画員 泊陽子)

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