「郵便・近代通貨展」

　日本に郵便・近代通貨制度が創設されて、今年で150年となります。当館では祐生の収集した関係資料から記念の展示を開催しています。

　郵便制度に関係した資料は、記念絵葉書をはじめ大正天皇結婚25年奉祝や年賀切手発行を知らせるポスターなどとともに、関東大震災直後の混乱の中で年賀状取り扱いを知らせる張り紙もあり、郵便局職員の使命感が感じられます。

「夏休み自由研究作品展」

この度、西部地区19小学校のご協力を得て、各校に提出された夏休み自由研究作品を展示しています。

　各小学校では、「生きる力」を育てることを意図して、１・２年生は「生活科」、3年生以上は「総合的な学習」によって、「自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」が養われています。

　夏休みの自由研究は、長期の休暇中に総合的な学習や各教科等で学んだことの発展として「主体的に」行うものです。学ぶ楽しみがそこにはあります。

　実験データを積み上げて結論を導いたり、生き物の生態を観察したりする理科分野の研究は、緻密な研究が根気よく行われています。様々な生き物の姿が詳細に観察されていて、強い興味・関心がうかがえます。社会科分野では、現地に行き調査して地図を作成したり、関係者から直接話を聞いて自分なりにまとめています。また、SDGsやプラスチックのリサイクル、オリンピック、感染症予防対策など、今日的に注目されているテーマを取り扱ったものや、カエルのジャンプ能力やよく燃えるたきびの研究など、着眼点がユニークなテーマもあります。

　それそれに特徴のある33点の研究作品をどうぞご覧ください。

(祐生出会いの館　野口玲子)