米子市淀江町は、狭い範囲に国の史跡が４つも集中する歴史遺産の宝庫。弥生時代の妻木晩田遺跡、古墳時代の向山古墳群、飛鳥・奈良時代の上淀廃寺跡、幕末の鳥取藩台場遺跡、淀江台場跡。
その他、多くの遺跡が存在し、古代を彷彿させる景観や、恵みの湧き水、古い集落や街道の佇まいなど、まさに地域まるごとミュージアムといえる。淀江の魅力を皆さんにお伝えしたく、三連続講演会を開催される。
あす二十三日（土）14:00～15:30ＺＯＯＭオンライン講演会。「広域野外博物館（エコ・ミュージアム）と淀江」（定員５０名）講師矢野和之氏（文化財保存計画協会代表取締役、日本イコモス国内委員会事務局長、日本遺跡学会副会長。専門は、遺跡の整備修復、文化財を活かしたまちづくり。国内はもとよりバーミヤーンやブルガリアの歴史地区など、海外の世界遺産や歴史遺産にも関わる。）
十一月二十七日（土）14:00～15:30リアルとＺＯＯＭ講演会。「淀江から語る歴史を活かしたまちづくり」会場米子商工会議所７階大会議室［定員６０名］※ＺＯＯＭ視聴［定員５０名］西村章夫氏（東京大学名誉教授、国学院大学教授、日本イコモス国内委員会前委員長。歴史的景観の保存活用の第一人者。国内の多くの遺跡の保存活用や世界遺産の認定に携わる。）
十二月九日（木）19:30～21:00オンライン講演会【定員50名】演題「文化政策と地域活性化を考える」中川幾郎氏（帝塚山大学名誉教授、全国各地で研修会・講演会をおこなう他、地方自治体に対して現場感覚に満ちた実践的なアドバイザー）
故宇沢弘文氏提唱の鳥取県全県公園化構想の先端を切るか。申込は住所氏名電話番号明記で「古代淀江ロマン遺跡回廊」推進会議090-1016-1388 kodaiyodoe@gmail.comへ。後ほどyoutubeで視聴可能。
演劇野の花ものがたり
鳥取市にあるホスピス「野の花診療所」と、終末医療の現場から発信する心あたたまるエッセイやレポート、講演などで知られる徳永進院長をモデルに、ペーソスとユーモアをまじえた舞台がやっと故郷鳥取に来る。死の本質を違う角度から見つめた徳永先生のメッセージ。
十月二十五日（月）開場17:45開演18:30米子市公会堂大ホール。一般三千五百円高校以下千円。劇団民藝と米子市民劇場の共催問合せ0859-338695
（河中信孝）
