あげそげコラム

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コラム掲載号:2021409

米子市民劇場「吾輩はウツである」

 このお芝居、夏目漱石の名作とどう変わっているのか、興味津々。
 明治36年(1903)4月、小泉八雲が辞任したことが不満で留任運動までうずまく東京帝大に、夏目金之助(のちの漱石)が講師として赴任する。学生たちの冷たい視線に晒される金之助は毎日ストレスを抱えつつ教壇に立っていた。
 そんなとき、一匹の小さな黒猫が夏目家に迷い込む。心が病み始めた金之助は、その黒猫と会話をし始めるが……。妻鏡子と猫と金之助。 おかしな三角関係を軸に、処女作が大ヒット、文豪誕生を描くドラマだ。
 四月十七日(土)18時30分 開演・米子市公会堂。会員制だが当日入会可。 問い合わせ 0859-33-8695

 

米子シネマ「剣の舞」

 

 アラム・ハチャトゥリアンの名曲「剣の舞」の誕生秘話ドラマ。
 第2次世界大戦中のソ連。レニングラード国立オペラ・バレエ劇団の団員たちは軍部の監視など様々な困難に耐えつつ、初演バレエ「ガイーヌ」の練習を続けていた。音楽担当のアラムは、連日のように変更・修正対応に追われていた。 そんな中、文化省の役人プシュコフが突然、舞台の結末を変更した上に、最後に士気が高揚する踊りを追加するよう命じる。公演開始まであと8時間、理不尽な挑発に立ち向かうアラムだったが…。ユスプ・ラジコフ監督がハチャトゥリアンの自伝や記録、遺族の証言を基に、「剣の舞」完成前後の2週間を描いた。
 四月十八日(日)①14時~②19時~米子コンベンション・小ホール。会費制だが当日入会可。問合せ090-8248-9810

 

バイオリン&ギター

 

 コンサート米子4月特別例会は弦楽デュオ「ヴェンタ・ヴォヤージョ=風の旅」ヴァイオリン西浦詩織(東京音大卒宗次ホール弦楽四重奏コンクール第一位)・ギター稗田(ひえだ)隼人(東京音大付属高校卒業後スペインへ二年間留学)。
 四月一九日(月)①14時~②18時45分~会費制だが当日入会可。問0859-34-3173

(河中信孝)

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