あげそげコラム

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コラム掲載号:20210305

コンサート米子はピアノREC

 3月例会はフランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝に輝く阪田知樹ピアノリサイタル
 国内外の多くの指揮者、オーケストラと共演、昨年、世界初録音の交響楽や自身編曲の歌曲などピアノの限界に挑んだアルバムをリリース。横浜、ハノーファー在住。

 

 

明日三月六日(土)14時開演。米子市公会堂。会員制だが当日入会可。会費一般二千円、学生千五百円、高校生以下八百円。入会金千五百円
問い合わせ
0859-34-3173

 

前方後円墳どうする

 

 以前から知られている米子市淀江町の「百塚八十八号墳」は前方後円墳2基のうちの残った一基で、一基は解体されたが、「全国でも貴重な土嚢(どのう)積み工法による前方後円墳」として現存している。鳥取県環境管理事業センターが建設をもくろんでいる産業廃棄物処分場の建設予定地の中にあり、米子市は記録を残して文書保存とし、撤去するとしているが、保存求める声が高く、署名運動が始まっている。
 考古学者佐古和枝教授らは「前方後円墳発見となると他県では即工事は中止・保存となる。今盗掘されていない古墳などない、壊れていようが関係ない、そこにあることが重要なのだ」として保存を願っている。
 特に淀江は朝鮮半島などからの渡来人のたどり着いた土地であり、妻木晩田遺跡、上淀廃寺、石馬、向山古墳群の他、絵画土器の出土した稲吉角田遺跡など、他に無い歴史的遺跡が豊富だ。この前方後円墳は古代文化の先進地淀江で、土壙墓から四隅突出型墳丘墓が前方後円墳にどう移行するのか、その変遷を示す歴史の証人と言える。
 東京の山陰出身者で作る「古代淀江ロマン遺跡回廊」推進会議がこの構想が建て、リーフレットも作られている。その中では百塚古墳群は回廊を構成する重要な遺跡とし、遺跡保存を願っている。問090-1354-7506

 

映画・おだやかな革命

 

 前号の記事のうち、映画の「上映時間は①14時30分~②16時40分~の2回、入場料八百円」と訂正します。不行き届きをお詫びいたします。

(河中信孝)

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