あげそげコラム

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コラム掲載号:20210122

脱炭素と原発・気候危機を考えよう

 地球温暖化を止めようと世界が躍起になっている中、カーボンニュートラル(炭素中立=二酸化炭素の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロの状態にする)を2050年を目標に実現できるか、再生エネルギーをどう増やしていくか、各国に課せられた課題となっている。

 「島根原発稼働の是非を問う住民投票を実現する会・鳥取県民連絡会(略称みんなで決める会・とっとり)」

が講演会・意見交換会を米子で開く。

 

 

脱炭素と原発から考える「私たちの暮らしと未来の選択~コロナ危機と気候危機を超えて~」一月三十一日(日)14:00~16:30ふれあいの里1階大会議室。当日受付可(定員百五十名)資料代:500円。

〔講 演↑オンライン〕 14:00~15:40 ①加速する脱炭素化とエネルギー大転換 松原弘直 氏 (認定NPO法人環境エネルギー政策研究所 主任研究員)②地域を豊かにする脱炭素対策とは? 歌川 学 氏 (国立研究開発法人産業技術総合研究所 主任研究員)〔質疑・意見交換〕 15:50~16:30 脱炭素と原発から考える未来の選択。

 2050年に脱炭素社会の実現へ、日本もついに舵をきりました。劇的なエネルギー大転換が世界中で加速し、国、地域、自治体、団体、企業などが自然エネルギー100%の実現に向けて動きはじめている。

 どのようなエネルギー社会を、未来を子どもたちに手渡すか、いま私たちは問われており、国内外のエネルギー最新動向に耳を傾け、気候危機とコロナ危機後の未来に向けた地域づくりについて一緒に考えたい。

 気になる原発についてEU(欧州連合)は2000年以降に作られたわずかな原発を除いて、2035年には廃止するシナリオになっている。昨年末に政府が発表した「カーボンニュートラル・脱炭素」のシナリオでは、原発をどうするのか明瞭でなく、温存する可能性も残している。原子力規制委員会は今年早い段階にも、島根原発について「安全」審査し、再稼働を認める判断を出す可能性も言われており、注目が必要だ。

 

(河中信孝)

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