あげそげコラム

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コラム掲載号:20201204

ミュージカル『オズの魔法使い』

 ミュージカル劇団ゆめはコロナ禍の中、ミュージカルの稽古も様々な工夫と苦労を重ね、上演に漕ぎつけようとしている。紫外線殺菌とオゾン殺菌の稽古場、全体稽古の時間制限、換気などで困難な一面、団員の公演成功に向けての意気込みは今までにないほどの充実ぶり。
 「オズの魔法使い」はライマン・フランク・ボームが書いた物語で、米・カンザス州の農場で暮らす少女ドロシーが竜巻に家ごと巻き込まれて不思議の国「オズの国」に飛ばされ、紆余曲折、苦労を重ねて帰りつくまでの物語。

 

 

 鳥取県ミュージカル連盟第6回合同公演・とりアート参加作品「オズの魔法使い」
 十二月二十日(日)①12:00開場13:00開演②17:00開場18:00開演。2回公演。米子市文化ホール。チケット前売り一般千円、高校生以下五百円(当日は三百円増し)4歳以下入場付加。託児は十日までに申し込み。チケットは文化ホール・公会堂・コンベンション・さなめホールに。
 脚本・演出の吉田奈美子さんは伯耆町在住、黒田さんと一緒にミュージカルを作ってきたが、今回は長大な作品の中からドロシーの冒険を通して「あきらめない気持ち」や本当の「勇気」と「優しさ」を見つけ、夢を持って幸せにつながる道を歩んでほしい、また、絵本にも親しんでほしいという。マスク必須、手指消毒、検温、氏名連絡先を記入。公演中止の時は来年六月に。入場券はそのまま有効。問080-6265-1735

 

高校生が介護ケアに

 

 埼玉県が全国で初めての実態調査で、高校2年生の約二十五人に一人に当たる一九六九人が家族を介護するヤングケアラーだった。家族ケアを担う高校生は孤独感、ストレス、勉強への障害、睡眠不足などの悩みを訴えており、鳥取県でもそのような実態がないかどうか心配される。
 これらを研究する成蹊大の渋谷智子教授は調査について「多様なケアが明確になり、深刻な状況の生徒がいることも分かった。」という。介護保険制度の機能が十分発揮されていないということか?

 

(河中信孝)

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