あげそげコラム

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コラム掲載号:20201106

米子市民劇場十一月例会は「砦」

 「日本は戦争に負けた、それを思えばこれくらいの犠牲がなんです」ダム建設予定地の住民に投げつけられた職員の言葉に一人の男が立ち上がった。
犠牲となるのは二十一戸の小さな集落。男はダム建設予定地に砦を立て、アヒルや牛も反対闘争に参加させた。機動隊に糞尿を撒き散らし、…水中乱闘事件にまで…闘い続けた男と、それを見守る女。故郷を愛した夫婦の物語!

 

 

米子市民劇場十一月例会十一月十五日(日)18:30開演。米子市公会堂大ホール。「砦=とりで」トム・プロジェクト プロでジュース。会員制。
入会金千円、月会費一般二千三百円・学生千五百円・高校生以下千円。
 国家権力に徹底的に抵抗し続けた男とその妻の物語。室原知幸氏は国が下筌(しもうけ)ダムを作る事に反対する。公共事業のあり方に疑問を投げかけ、公共事業は、理に叶い、法に叶い、情に叶うものでなければならないと訴える。そして十三年の抵抗の後、ついに落城。室原氏の半生を豊富な資料と丹念な聞き書きをもとに書かれた松下竜一氏の「砦に拠る」が脚本化された。
近隣の公演

◎出雲十二日19時/十三日13:30

◎鳥取十四日18:30

◎松江十六日18:30

問い合わせ0859-33-8695

 

 

クラシックギター

 

 演奏者の徳武正和さんは広島市在住。これまでにギターを長野文意、福田進一の両氏に師事。古楽の演奏解釈及び通奏低音を佐々木政嗣(リュート)宇田川 貞夫(ヴィオラ ダ ガンバ)などの各氏に学んだ。日本ギターコンクール、九州ギター音楽コンクール優勝、東京国際ギターコンクール第3位入賞など多数のコンクールに上位入賞を果たした。アストルピアソラの音楽を中心に演奏して、主に西日本で活動する。バンドネオンの小松亮太氏率いる五重奏団のメンバーとして韓国ツアーに参加。バンドネオン奏者啼鵬氏とのデュオユニットのCD《タンティ アンニ プリマ》をリリース、好評を博している。現在、後進の指導にあたる傍らジャンルにとらわれない幅広い音楽活動を展開している。
 十一月二十三日(月・祝)15:30開演。米子市文化ホール・イベントホール前売り二千八百円小中高千円(当日五百円増し)
 演奏曲目はモーツアルトの魔笛の主題による変奏曲/ソナティナ/舞踏礼讃  他。問0859-53-3571

 

(河中信孝)

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