あげそげコラム

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コラム掲載号:20200626

CF絵画四人展百花堂米子で

 9年前から毎年開催されているCF(チャーチル会フレンド)4人のグループ展だ。

 コロナ禍のなか、チャーチル会展なども中止したが、四人展は幸い規制も少し緩んだ時期となり、頑張ってやろうと開催となった。今年の画題は世相のせいか、花が多いのが特徴。メンバーは眞田武、山田禎彦、新宮雄子、大前義弘(敬称略)

 全部で二十七点が展示されている。

 

 

 現在開催中~二十九日(月)まで。10:00~17:30(最終日16:00まで。)会場はコミュニティプラザ百花堂。入場無料。

問い合わせ090-1018-4397

 

 

人間の脳の活用率

 

 よく、人間の脳は全体の10%しか活用されていないといわれる。そう思われる理由は三つ考えられるという。

 第1は「アインシュタインが「人間は潜在能力の10%しか引き出せていない」といったという説。その根拠や確かに言ったのかも確認されていない。

 第2は人間の脳は全体で千数百億個もの神経細胞があり、これを支え、神経細胞に栄養を供給してその働きをサポートする「グリア細胞」と呼ばれるものが、神経細胞の10倍程度存在する。これが情報伝達する際の電気信号には必要がなく、活用していない部分と誤解された。

 第3は19世紀に動物の脳を使ってさまざまな研究が行われたが、脳を刺激しても変化が起こらない部分や役割がはっきりしない部分(サイレントエリア)があることがわかり、このことから脳は10%しか使われていない考えられたのでは。

 しかし、現在では脳の各領域は共同して情報交換を行いながら情報処理をしていることがわかっており、従来のように「それぞれの機能を司る領域に分けられていて、ひとつの情報を処理する際にはその機能を司る領域のみが使われている」というのは間違っていることが証明されている。

 実際に脳のどのくらいの割合が使われているのか、あるいは、脳は100%を使われているのか、ということは明らかになっていないのが現状だといわれる。

 

(河中信孝)

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