あげそげコラム

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コラム掲載号:20200403

温水洗浄は心地よく

温水洗浄便座

 

 我が家の「ウォシュレット」を愛用して12年。「ウオッシュレット」という呼び方は、実はTOTOの商品名で正式名称は「温水洗浄便座」。1980年にTOTOが国産温水洗浄便座「ウォシュレット」を発売。CMの効果などで広く認知されたためらしい。ちなみにINAX(LIXIL)はシャワートイレ、パナソニックはビューティ・トワレ、東芝はクリーンウォッシュが正式名称。

温水洗浄便座の普及率は、2016年時点で国内の一般家庭で80%を超え、清潔意識の高まり、機能向上により利便性が増たことで、今や無くてはならない存在だ。日本に来てわざわざ温水洗浄便座を買う外国人がいるが、海外では硬水のCaやMgの凝固での故障や盗難の危険があるため温水洗浄便座の普及は進んでいないそうだ。

 

 

ノズルの観察

 

 仕事の都合上、移動中にコンビニやドラッグストア、書店などのトイレを頻繁に利用している。洗浄ファンの私は心地よい洗浄を体感した後、静々とお戻りになる「ノズル様」を見送る。ある時、ドラッグストアでの恐ろしい光景、真っ黒なノズルにビックリ!変わらぬ状態を数か月間恐る恐る観察した。今はどうやら?

 温水洗浄便座のノズルの汚れのほとんどは、尿や便にまつわるもの。汚れたノズルから出た水でウイルスや菌、カビが付着する危険性、健康被害につながる恐れがあるといわれる。「他所では絶対使わない」人が多いのもうなずける。

 

 

便座も進化している

 

 先日、介護施設のトイレを利用した際ビデとおしりのボタンを連打してしまった。なんと使用後2本のノズルが交差し引っ込みがつかなくなっている!ノズルって1本じゃなかった?異色の光景にこっそり大笑いした。そこで、温水洗浄便座を深堀してみた。メーカーによりビデ用、おしり用と2つの異なるノズルを備えていること、空気の泡を含んだソフトな洗浄水、使わない時もノズル自動洗浄する清潔感あふれるものなど、白物家電同様に進化し続けている♪最新機能を体感したいものだ。

 今日もトイレ掃除を終えると、私のホッと浮かぶ笑みと便座のつややかな笑みがハーモニーを奏でる♪

 

 

笑(しょう)らいふ

代表=看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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