あげそげコラム

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コラム掲載号:20200228

冷え対策 まだ遅くない


悩みは手足の冷え

 

 看護師として、姿勢教育指導士として年に数回「健康づくりセミナー」の講師を務めている。時にはラジオ体操指導士としての指導依頼もあり、どれも満面笑顔で取り組むことに決めている。

 今冬の健康セミナーの題材は「冷え対策」。そんな私も手足の冷えが悩みの一つ。  「冷え」は血の巡りが悪くなって起こる。物理的環境や生活習慣、筋肉活動・筋肉量、ホルモン、ストレス、体質などに左右される。環境や体質を変えることは難しいですよね。

 即効の「温活」は暖かいものを飲食することと、自身の体で熱をつくること。

 

 

アイソメトリック 運動の活用

 

 セミナーでは「手足のグーパー運動」「手の幽霊運動」などのほかに「アイソメトリック運動」も実施。アイソメトリック運動とは「等尺性収縮運動」といい、筋肉を動かさずに力を入れるのが特徴。自分の力で手軽にでき、筋肉量を増やす、引き締める、ダイエットにも効果がある。心肺機能への大きな負担がなく筋力維持や血流促進効果があるので高齢者にもやさしい運動だ。

 セミナーでは、座ったままでもできる数種類の運動を実践した。胸の前で肘を横に広げ手のひらを合わせて押し合う(よくバストアップに効くといわれる)、手の平を上下に押し合う、胸の前や背中で指を組み引っ張り合う、頭の上から反対の側頭部に手をあて頭と手の平を押し合う・・。どれも無理のない範囲で10~30秒ずつ。

 背筋を伸ばして姿勢よく行うことで安全性や効果を高める。ふっと気がつけば汗ばむ体とほんのり温まる手足を感じ笑顔になるのだ。

 春はそこまで来ているが朝晩の寒さはまだまだ続く。

 寒いな~!冷たいな~!と感じたとき、アイソメトリック運動を思いついてほしい。  温まると表情も緩む、いい笑顔に。あなたの印象もアップ! 

 

笑(しょう)らいふ

代表=看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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