あげそげコラム

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コラム掲載号:20200207

地球温暖化対策 何をする!?

気候変動は今や気候危機に

 

 今年も降雪のない山陰の冬。産業革命以降150年あまり。ここ100年で地球の平均気温が1℃上昇し世界各地で異常気象が常態化しつつある。日本でも猛暑やゲリラ豪雨、スーパー台風など、大きな災害が日常生活や経済を揺さぶっている。

 人間活動のための森林の乱開発はとめどなく続き、アマゾンやオーストラリアでは熱波による森林火災が止まらない。ツンドラの永久凍土が融けて発生するメタンガスは、二酸化炭素の25倍の温室効果!(ちなみに一酸化炭素は297倍)海水温上昇による悪影響も人や動物たちの平穏な日々をむしばんでいる。

 気候科学者によると2℃上昇したら魔のサイクルは止められなくなるという。国連は地球環境の保全など2030年までの国際目標「SDGs」(エス・ディー・ジーズ)を提唱。欧州をはじめ、アジアの国でもスピーディーな取り組みが進んでいる。

 

 

日本は環境後進国って!?

 

 地球温暖化対策の始まりは1972年の国連人間環境会議で環境保全行動を提起した「ストックホルム宣言」。1992年地球サミットで「持続可能な開発」具体化。1997年「京都議定書」、日本は「環境基本法」制定し官民の取り組みを始めたが積極性に欠け、国民一人一人の行動喚起に至っていない。恥ずかしいことに国際社会から環境後進国との批判を受けている。

 

 

安心安全な生活は持続できるか

 

  私たちが安心安全に暮らせるには、いのちと資源・環境が維持できる「持続可能な社会づくり」が必要だ。  昔の生活に切り替える必要はないが、あなたも実践している省エネ、資源分別、ゴミ減量など・・、それだけでは温暖化のスピードは止められない。21世紀後半に二酸化炭素排出をゼロにしなくては!

 スウェーデンの高校生グレタさんの「温暖化対策の遅れに対する抗議」が世界各国に広がりライフスタイルの変化に拍車をかけている。

 これからの地球を、日本を担う若者たちに、大きなツケを残してよいのか!私たちの地球にどんな未来が来るのか!私たちはどう行動したらいいのか!

 以下、自分事として真剣にとらえ、考える場をご案内する。

 

 

告知!シンポジウム開催

 

 私は「笑顔づくり」を掲げて環境グループ「未来のエコラ」の活動もしている。

 活動仲間である「縁パワーしまね」とともにシンポジウムを開催予定。

未来対話シンポジウム「私たちはどんな未来を選ぶのか?」

日時=3月7日(土)13時30分~16時

会場=米子コンベンションセンター情報プラザレクチャー江守正多さん(気候科学者、国立環境研究所所長)

日時=3月8日(日)13時30分~16時

会場=松江テルサ

講師=江守正多さん、高村ゆかりさん(東京大学未来ビジョン研究センター教授)

日本で指折りの2名を講師に迎え直接対話は、またとないチャンス!

参加無料。会場いっぱいの参加、笑顔でお会いしたい。

 

笑(しょう)らいふ

代表:看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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