あげそげコラム

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コラム掲載号:20191115

大好きな先生

 先月、年長組の末っ子次男の保育園の運動会がありました。

 ある日のお迎えで、担任の先生から「お母さん、お子さんにリレーのアンカーを任せることにしました!」と伝達が。

 我が子史上、アンカーになるなんて初めて。家族は「すごい!!」と喜びましたが、マイペースな次男は「あーそうだよ。でももう1人のアンカー、めっちゃ速いんだよねー」と他人事のよう。

 

 

【最後の運動会】

 

 迎えた当日。我が家は最後の保育園の運動会。すべてを目に焼き付けておこうという思いでした。

 組体操は、先生の笛の合図で息のあった動き。年長らしい頼もしさを感じました。

 

 リレーは、どの子が走る時もクラス全員が名前を呼んで声援を送りました。いよいよアンカー。次男は1位でバトンを受け取りました。2位が追い上げてきたものの何とか逃げ切るか…と思った最後の1メートルで抜かれてしまいました。

 さすがの次男も悔しそう。落胆したその表情と、次男を責める事なく明るく声を掛けてくれる仲間達の姿に私は涙が溢れました。

 実は、次男が1歳の時からお世話になった担任の先生が、今月から産休に入られました。いつも明るくよく笑い、子供達にたっぷりの愛情を注いでくれる先生。親からも子供達からも愛されていました。

 4年7ヶ月ずっと同じ担任の先生なんてなかなか無い事で、何か感謝の気持ちを伝えたいと常々考えていました。

 そこで、保護者全員に連絡を取り『ありがとうの会』を計画。保育園側の協力もあり、先生の休みの日にこっそり園児からのメッセージを撮影。懐かしい映像などを加えVTRを作りました。慣れない編集作業でしたが、夫に協力してもらい何とか完成。

 

 

【サプライズでありがとう】

 

 産休前ラストの日の夕方。会を決行しました。終わりの会では先生から園児へ、涙ながら最後の挨拶。その後サプライズでVTRの上映や花束贈呈をしました。



 

 園児も先生と一緒に泣き、笑い、思い出を振り返りました。子供達の涙は、寂しさからだけではなく、感謝の気持ちが溢れた涙のように感じました。

 みんなが先生の赤ちゃんに会える事を楽しみにしています。

 保育園で過ごす時間のカウントダウンをするたび寂しくてしょうがない私ですが、残り4ヶ月半の園生活を次男と一緒に存分に楽しみたいと思います。

 

【PROFILE】

田中 友香理(たなか ゆかり)

1977年2月20日生・B型

大阪市出身・米子市在住・フリーアナウンサー・3児の母

 

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