あげそげコラム

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コラム掲載号:20191108

妻木晩田(むきばんだ)二十周年

 一九九九年、ゴルフ場建設の途中、妻木晩田遺跡が発見され、吉野ヶ里(佐賀)をしのぐ弥生遺跡最大級のスケールと出雲地方独特の墓制=四隅突出型墳丘墓は出雲王国の存在を確信させ、保存運動が沸き上がった。関係各位の奮闘もあって国指定の史跡として保存活用されることになった。あれから早や二十年。

 

 

「二十年のときめき、未来へ」十一月十六日(土)14:00~16:30開場は妻木晩田同様大山を仰ぎ見るヴイレステひえづ「ヴィレステホール」(日吉津村日吉津930)入場料 前売り二千円・当日二千五百円チケットは今井書店の米子・境港店で。

◇オープ二ング=トーク&ソング「ようこそ、むきばんだへ」

小室 等さん(シンガー・ソングライター)

佐古和枝さん(むきばんだ応援団副団長)

◇トークセッション「むきばんだの恵み」

 禰冝田佳男さん(ねぎた=大阪府立弥生文化博物館館長)佐古和枝さん他◇コンサート「むきばんだの風」 Lagniappe(=ラニャップ小室等・ゆいさん父娘)の演奏は必聴。問080-1915-6664

 

 

楽想書と写真の展示

 

 鳥取市青谷町在住の毛筆アート書家・井原たい妖さん(本名妙子さん)の「楽想書」と大山町の写真家森田義巳さん(大山の四季写真コンテスト2017新人賞受賞)の二人展が大山お茶楽文化祭の中でひらかれている。会場は大山公民館(大山町末長269-1)で十七日まで。無料。

 たい妖さんは六十五歳の時、難病の限局性強皮症により痛みで眠れず死を考えていた時「心の叫びを書にして」とのアドバイスで書き始めた。病と闘いながら、希望や生きることを題材に「字が絵のよう」な作品を次々と制作。五年前に「書のアート展」で無鑑査会員特別奨励賞、一昨年からは山陰新協展で3年連続入賞もされた。

 

 

十二日(火)14:00から、たい妖さんのお話と製作実演のパフォーマンスあり。

問0859-53-3003

(河中信孝)

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