あげそげコラム

一覧はこちら

コラム掲載号:20190906

超絶技巧とパワーのピアノ演奏

  コンサート米子9月例会はロシアの若きピアニスト・アルセーニ・タラセヴィチ=ニコラーエフ

 1993年モスクワの音楽一家に生まれる。祖母は女流ピアニスト。彼はモスクワ中央音楽学校に7歳から18歳まで在籍し、そののちモスクワ音楽院に入学。入学の翌年第五回国際スクリャービン・ピアノコンクール優勝をはじめ多くの国際ピアノコンクールに入賞。24歳でユニバーサルミュージック並びにデッカ・クラシックとレコーディング契約を交わした。この二つのメジャーレーベルと同時に契約したアーティストは彼だけだという。

 

 

九月十三日(金)18:45開演。米子市文化ホール。会費制。入会金千五百円、会費一般二千円、学生 千五百円、高校生以下 八百円、親子 二千三百円。当日入会可。曲目はショパンのバラード、ラフマニノフの13の前奏曲、プロコフィエフのピアノソナタ第6番「戦争ソナタ」 お問合せ 0859-34-3173

 プロコフィエフは作曲家だけでなく、ピアニストとしても活躍。彼の作品はピアノを打楽器的に使い、ピアノを響かせるのが特徴の一つで「戦争ソナタ」も、最初からフォルティッシモで始まり、中にはげんこつで鍵盤をたたく奏法を指示してもいる。

 これがピアノの可能性を広げたと評価されているが、ピアニストには超絶技巧と体力が求められる。 ロシア革命から逃れてアメリカに行く途中、2カ月間日本に滞在しコンサートを行ったという。

 

 

ムジークフェライン

 

 鳥取大学室内管弦楽団OBOGオーケストラ「米子ムジークフェライン」(音楽協会)が6年ぶり、4回目の演奏会を開く。

九月十五日(日)14:00開演。米子市公会堂大ホールで。入場無料。

 演奏曲目はJ・ブラームス作曲、大学祝典序曲・ハイドンの主題による変奏曲・交響曲第4番ホ短調。

 今年3月のエントリーから多忙の中、のべ8日間の練習を積んで、本番に臨む。久方ぶりの快挙を楽しませてもらい、拍手を送るため、会場に伺いたい。

問い合わせは 

 

(河中信孝)

↑ページ上部へ