車椅子のシンガーソングライター・小西達也さん。聴かれたことがありますか?
1962年生まれ。先天性骨形成不全症で幼少より車イスで生活。治療を受けながら義務教育を卒業、このころからベットでフォークギターを弾きつつ歌いはじめる。高校は寮生活、コンサート活動を始め、以来、心洗われるような歌声を披露してきた。三十周年記念アルバムをリリース。姫路市在住。
小西さんは「どこか思い出深い街で小さなコンサートを開いて、また前進するための記念にと思い、米子市で開催することにした。あんなこと、こんなこともあった…そんな話もしながら相変らずの歌を(笑)お届けしたい」と語る。
「小西達也2019米子で歌う」9月5日(木)開場18:00開演18:30米子市文化ホール・イベントホール。入場料千五百円。問合せ申込079-235-6185小西/090-1682-0754吉田章一
長江セミナー27回
生田長江(ちょうこう)は日野町出身、明治から昭和十年代まで文芸評論、社会評論、翻訳、創作と幅広く活躍した。後進を育てることにも熱心だった。
長江は男女平等の最初のうねりである「青鞜(せいとう)」の運動を主導し、その流れは戦後の女性運動にまで及んだ。ニーチェを日本に初めて本格的に紹介した。貧困層と同時に富裕層も決して幸福ではないとして「近代の超克」を主張し、すべての人々の幸せを求め続けた。ハンセン病に苦しんだが、それを乗り越え、原稿用紙2万枚の労作を残した。
今回の「生田長江セミナー」は「ハンセン病差別」の問題に長年たずさわってこられた荒井玲子さん(長島と鳥取を結ぶ会代表・大山町在住)に伺い、長江のハンセン病については筆者(白つつじの会代表)が触れさせていただく。
八月三十一日(土)13:30~延暦寺本堂にて(JR根雨駅前から徒歩3分)入場無料。
展示会も日野町図書館で開催中。問い合わせ090-5375-0716
(河中信孝)