あげそげコラム

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コラム掲載号:20190712

木村かずのり喜寿特別企画展

 木村さんは美しい額入りの小さい油彩画で広く知られた画家だが、今回は手元に残していたお気に入りの自作の絵のほか、今までの収集作品、およそ四十点を展覧に供して、どの出品作もご希望の向きには奉仕価格でお頒けしようという企画展だ。  油彩画、版画、クリスタル花瓶など所蔵の美術品のほか、陶芸品は家宝級の備前焼が多い。藤原啓も一目置いた伝統工芸士・中村六郎と真・二代にわたって木村さんと縁のあった作家の作品だ。酒器が多いのはご本人の趣好も酒肴の方面だったからか?

 

 

七月十八日(木)~二十一日(日)10:00~18:00(最終日は4時まで) 百花堂ギャラリー(米子市両三柳35-3911)木村さんは終活と笑うがそれにはまだ早い。 問合せ 090-3638-5333

 

 

パラグアイのアルパ

 

 ルシア塩満(しおみつ)さんの一行がアンデスの風土が育てたパラグアイの音楽を演奏する。

 パラグアイは南米の中央部、アルパを使ったフォルクローレの哀愁を帯びた曲調が特徴的である。

 アルパはハープのような竪琴で弦は三十六本、爪で弾き、右手でハーモニーを伴ったメロディを、また左手でベースを演奏するのが標準。

 今回、伴奏者(高橋マサヒロ・武田耕平)は「コーヒールンバ」「コンドルは飛んでいく」の演奏では著名な楽器ケーナやそれより大型のサンポーニャも聴ける。

 

あさって十四日(日)開場13:00開演14:00淀江文化センター(さなめホール)入場料一般二千五百円、学生千円。券はさなめのほか公会堂、文化ホール、なりや。直接出かけても大丈夫のようだ。

 ルシア塩満さんはパラグアイへのアルパ留学を経て四十年間パラグアイ音楽・文化の普及に尽力、功績を認められて国家功労勲章受章、今年は「日本・パラグアイ修好百年記念」で日本各地でのコンサートを展開、大山町小畑さんの縁で淀江・さなめホールでのめったに聞けない演奏会が実現した。歌手は豊永武志(バリトン)湊ゆかり(ソプラノ)。ピアノは大野理津。問合せ 090-2301-6787

(河中信孝)

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