米子市民劇場5月例会は日本新劇最初の女優「松井須磨子」の生涯をエイコーンの栗原小巻が80分間、歌い・踊り・独白・独演する。
1911年『人形の家』を演じて認められ、2年後島村抱月と芸術座を旗揚げした。『復活』の劇中歌「カチューシャの唄」は2万枚以上のヒット曲となるなどブレイクした。5年後、須磨子は不倫関係にあった抱月が病没すると2か月後に後追い縊死する。抱月と二人で切り開いた新劇という困難な道…そして民衆に受け入れられ人生の絶頂期に須磨子の人生は抱月の死とともに突然終焉する。「命短し恋せよ乙女」の劇中歌のとおりに。
五月二十四日(金)19:00開演。米子市公会堂大ホール。会員制だが当日入会可。
問0859-33-8695
入会金千円、月会費一般二千三百円・学生千五百円・高校生以下千円。
大山で三連続展示会
会場は大山山ろく、大山ペンション村の老舗「雄峰(ゆうほう)ペンション」。主人の石原順二さんはこのペンションのスペースを活用して、文化的な貢献を永らく続けておられる。
「第一弾」は「高岡高司&仲田直志写真展」現在開催中~二十七日(月)まで。(二十一日は休業)
米子水鳥公園や大山などでコハクチョウ、野鳥や蝶々などの作品が多い森岡高司さんと、植田正治写真美術館の職員で、山陰の自然をテーマに撮影されている仲田直志さんの二人展。
上は森岡さんの「コハクチョウ」下は仲田さんの「ブルー」
「第二弾」は日吉津村に工房を持つ陶房「アッシュワーク」の足塚由江さんとその教室の作品展(展示と即売)五月三十一日(金)~六月十一日(火)(五日は休業)
「第三弾」は「線細ペン画for you大山展」蔵リスト=森井裕子さんの大山を題材にした作品展。
六月十五日(土)~三十日(日)(十九日・二十六日は休業)どれも11:00~16:00。
雄峰ペンションは大山ペンション村・県道52号線のコウボパン「小さじいち」のずっと手前、「大山ヒルズ」の正門を正面に見ながら左側に下ると看板あり。
問0859-68-3222
(河中信孝)