あげそげコラム

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コラム掲載号:20190426

ギターコンサートとコンクール

 ギタリストの門脇康一(大山町所子在住)さんのこの春の活動が始まる。

 大きく広がったふもとがないと、高い山は築けない。ご自身のコンサートだけでなく、ギター教室(山陰で七カ所)でギタリストの底辺を大きく広げる活動、そして育ったギタリストの卵を合宿の練習やコンクールで鍛えて、プロのギタリストとして育て上げる…このような音楽活動を黙々と三十年間続けて来られた。

 その上、ギターをはじめ少数楽器の演奏者を支援するイベリア・コンサートもこの間六十三回に及ぶ。本当にギターが好きでなければ、一流の演奏家としてのレベルを保ちながら、このようなスタイルの普及活動はできないのではなかろうか。

 

 

 イベリアコンサート第六十三回は「注目の美音!堀内裕行ギターリサイタル」四月二十九日(月・祝)15:30~米子市文化ホール・イベントホールで。入場料一般二千五百円、小中高千円(当日は五百円増し)券は文化ホール・公会堂・本の学校・今井書店錦町店・M3カルチャースクエアなど。

 この日の10:30~14:30までは「門脇康一ギター教室・春の定期コンサート」が開かれている。出演はお弟子さん三十人が「グリーンスリーブス」「アイネクライネナハトムジーク」などを演奏する。入場無料。この終了後、イベリアコンサートとなる。

 

 

ギター・コンクール

 

 全国の精鋭ギタリストが集いこの年の頂点を争うクラシックギターの競演!「第二十七回山陰ギターコンクール」五月三日(金・祝)午後三時から。ジュニアの部・シニアの部 五月四日(土・祝)中級9:30~、プロフェショナル予選一〇人13:00~、上級15:00~、プロフェショナル本選四人17:00~。会場は米子市文化ホール。二日間にわたっての真剣勝負にエントリーしたギタリストは西日本からなんと七十人。

 このコンクールは全国ギタリストの登竜門。先に紹介した堀内氏は五年前のこのコンクールのファイナリストだ。次代のスターが生まれる瞬間を見てみたい。 問合 0859-53-3571

 

 

落語で憲法in米子

 

 噺家飯田美弥子(弁護士)が「八法亭みややっこ」の名で始めた憲法落語が全国的にブレイク。五月三日(金・祝)10:00~米子市文化ホールイベントホール。 無料。問 0859-34-1996

 

(河中信孝)

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