あげそげコラム

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コラム掲載号:20190329

山陰新協展明日から八日(月)迄

 去年九月、東京都美術館で開催された第六十一回新協展の巡回展「山陰展」が米子市美術館で開かれる。
 三月三十一日(土)~四月八日(月)米子市美術館(水曜休館10:00~18:00)絵画・彫刻・工芸・写真の部門に郷土作家の出展十四作を含む百八十七点を展示する。入場料は一般八百円(六百円)大・高生六百円(五百円)括弧内は前売り。中・小学生は無料。
今回の郷土作家の中央展受賞作は2点。

 

 右の写真・上が絵画の部で「横浜丘の上美術鑑賞」を受賞した八尾洋一さん(米子市在住)の油彩「春を待つ」
 下は写真の部で「会員優秀賞」を受賞された上田福美雄さん(倉吉市在住)の「サンライズ鳥取砂丘」
 八尾さんは今回、新協美術会・委員に推挙され、まさに「春を待」って春に会った気持ちだと喜びを。また、上田さんも名勝・鳥取砂丘の作品が日本中を巡回して、一層著名になることを受賞と共に喜びとされた。いずれも移り行く光と影の一瞬をとらえた絶品、近くで見たい。
 山陰新協美術会(代表中野勝喜氏)は六十二年前に結成され、以来、身近かな所で芸術作品を創る・観るの両面から、山陰の地方文化を拓く役割を果たしてきた。巡回展は香川→米子→大阪→広島と巡るが運営には苦労が多い。県西部の私たちはこの文化の火を消すことのないよう会場を盛り上げて行かねば。

問い合わせ0859-27-1863

 

 

むきばんだやよい塾

 

 来年度の「むきばんだ やよい塾」は「20周年記念・古代史総まくり」。毎月第1土曜日の14:00~16:00(但し1月は第2週)本の学校二階・多目的ホールで開く。受講料は一般・年間1万2千円と通信費、定員六十名。受講は一回ごと千五百円(高校生以下五百円)でも可。(申し込み不要・満員御免)途中入塾など問い合わせ080-1915-6664
 四月六日(土)14:00~16:00が開講式で、米子市出身の考古学者・佐古和枝教授(むきばんだ応援団副団長・関西外国語大学)が「古代おさらい帖①」として「旧石器時代から弥生時代まで」時代の流れを分かりやすくザックリとおさらいする。
 以下、五月十一日は島根県埋蔵文化祭センターの柳浦俊一氏が「縄文時代の山陰」。六月一日は橋本裕子博士(京都大学先天異常標本解析センター)が「渡来人と在来人~最近の人骨(青谷上寺地など)・DNAの研究成果より」と続く。興味は尽きない。

 

(河中信孝)

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