あげそげコラム

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コラム掲載号:20190308

ちょっと変わった書展・おちらと庵

 おちらと庵では毎月企画を新たにして展示会を開いている。昼食(限定数あり)や喫茶もあって、まさに「癒しの空間」。
 今月はちょっと賑やかで盛沢山な書道展「書家 角田次代(雅号・翠)~自由に書いて遊び心を楽しむ~」今日から三月二十四日(日)まで。
 角田さんは藤井聖山に師事。青潮書道会理事、二科審査会員。2007年米子市勝田町へ移り書家として活躍中。

 

 

 「昭和の名曲を書で綴る」のだから、例えば、貝殻節の書はおちらと庵主人の削った舟の櫂(かい)に書かれ、「有楽町で逢いましょう」は和傘の上にとそれぞれ凝った演出を施している。

 

 

 また、展示室の入り口には大きな樹木の絵があり、来場者は紙でできた木の葉っぱを渡される。その葉っぱに感想や願い事を書いて木に張り付ければ、皆で作った木の葉で枝が繁る趣向だ。

 

昭和の名曲を皆で歌う

 

 会期中十六日(土)14:00~会場で「みんなで歌おう昭和の名曲コンサート」を開く、ドリンク八百円。生出演はタイジ・ハヤカワ。おちらと庵=西伯郡南部町福成997-44定休=第一・第三月曜・毎火曜10:30~16:00

電話0859-66-2004

 

 

「ムーミン」の元編集者

 

 我が家の娘たちも喜んで読ませてもらった絵本、フィンランドの作者トーベ・ヤンソンによる「ムーミン」シリーズを、講談社の元編集者として、三十年間にわたって世に送り出し続けた横川(小林)浩子さんの講演が聞ける。
 小説・絵本・コミック・アニメーション、そして雑貨まで広がるムーミンの世界、その魅力はどこにあるのか。
横川さんはフィンランドに何度か訪れ、トーべ・ヤンソンとの親交も深く、めったに聴くことのできないお話も―

 

演題「ムーミン、子ども、読書」三月十七日(日)午前十時~本の学校2階多目的ホール。講師横川(小林)浩子さん(元講談社児童書編集者・現NPOブックスタート事務局長)入場無料

なお、「ムーミン全集」新版一冊目が講談社から下村隆一訳で刊行される。

問合せ0859-31-5001

(河中信孝)

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