デジタルあげそげ

　いつもは子供の事を書くことが多いので、今回は夫婦の事を書きます。

　と言うのも、私事ですが（このコラム、ほぼ私事なんですけどね（笑））1月8日に結婚10周年を迎えたのです。

　 「十年一昔」と言いますが、まさにこの10年色んな事がありました。 　振り返ると、私は2006年に契約アナウンサーとして大阪から数年間の修行のつもりで山陰放送に赴任したのですが、2009年に縁あって局の社員である同い年の夫と結婚。

　夫は、穏やかで明るく局内一(？)のイジられキャラ(笑)。私達は周りから「顔もキャラもそっくり」とよく言われていました。お互い「一緒に居ると楽しい」が一番の理由で結婚。

　有難い事にハネムーンベビーに始まり2010年、2011年、2013年に出産。気付けば3人育児となっていました。

毎日が綱渡り

　夫婦共に仕事の日に子供が急病！という事を何度も経験しました。病児保育、ママ友、松江の実家など、周りの協力を得ながらも、なんとか夫婦で力を合わせて乗り越えています。

　夫はしっかり者で、家計・保険関係などは全部お任せ。私の口癖は「頼むから先に死なんといて」です(笑)。でも何があるかわからない…私もしっかりしないといけませんね。

　夫は忙しい仕事をしている中、全ての家事・育児を協力、子供や仕事の悩みも一緒になって考え、いつも私と同じ方向を向いてくれています。

　とはいえ生活上での些細な不満・小言がどんどん湧き出て来るのが、私の悪いところ。

　たまに喧嘩もしますが、すぐに終わるのは夫の忍耐力のおかげです(笑)。

錫(すず)婚式

　改めて調べてみると、結婚10周年は「錫(すず)婚式」というのですね。1～９年目は「紙婚式」～「陶器婚式」。10年目で初めて金属になり、より一層絆が強くなるのだとか。

　また、錫は金属の中では柔らかく、10年目を迎えた夫婦が「錫のような柔らかさと美しさを兼ね備えた夫婦でいられるように」との意味が込められているそうです。

　「美しさ」には自信がない私達ですが、〝「ありがとう」「ごめんなさい」の安売り(笑)〟が私達共通の得意技…「柔らかさ」は出てきたかもしれません。

　笑顔で結婚20周年が迎えられるように、今後も頑張っていきたいと思います。