あげそげコラム

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コラム掲載号:20190104

新春を寿ぎ、一年の計を

 今年も課題は残しながら、有難いことに無事新春を迎えさせていただけます。  支えてくださった多くの皆々様に深謝です。ありがとうございます。「あげそげ、読んでます」と何人の方々に声掛けしていただいたことか。話題の選択に悩みながらも2003年から十五年間、九百七十回を数えてきました。

 「あげそげ」は折り込みチラシとして最長老の一つではないでしょうか。

 一生現役と言えば恰好は良いが、つまりはピンピンコロリが念願なので、今しばらくのお付き合いをお願い致したいと祈り上げます。

 

 

今年の漢字は「災」

 

 天災も確かに多かった。原子力災害も終焉を迎えるどころか、ますます不安が広がりつつある。コンクリートのインフラ=道路も橋もトンネルも経年劣化で災害の原因となってくるのではないだろうか。国土強靭化もどうなっているのか心もとない。  被災された方、その係累の方やお友達、お知り合い方々にお見舞い申し上げます。

 しかし、民の竈(かまど)からは煙が上がっていない、天智天皇が見れば何と言われるだろうか?庶民の家計の冷え込み、つまり将来への不安が個人消費を抑え込む…ひいては凍死や孤独死の遠因とも。これが全庶民・最も広範囲に及んでいる災いかも知れない。

 富裕層を儲けさせれば、庶民に富は滴り落ちてくる…「トリクルダウン理論」は誤りだと言われながら、上を向いて口を開けて待っているしかないのだろうか。 忖度して改ざん?!自死!?近畿財務局職員さんの無念は「災い」では済まされまい。

 これらの「災」から逃れる道はやはり税金の使い道を最も緊急性の高い「人の命・人の暮らし第一」に考えるしかないのでは。

 

 

今年の漢字と言えば

 

 「祐生出会いの館」(南部町下中谷=緑水湖畔)で「漢字を楽しむ~家族へ贈る漢字一文字」と題して、歴代「今年の漢字」の複製十五点を展示、併せて南部町内の保護者や児童生徒が募集に応じた「家族に贈る漢字一文字」という企画も展示している。

 

 

展示中~二月十一日(月)まで。 協力=漢検(日本漢字能力検定協会)など。休館日火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館)年末年始(あす五日から開館)9:00~17:00観覧料無料。 問0859-66-4755

(河中信孝)

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