あげそげコラム

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コラム掲載号:20181221

今年を振り返って

 2018年、皆さんにとってどんな年でしたか?

 私は楽しい思い出もたくさんありますが、今年は身近な人が3人も亡くなり、命について考える事が多い1年でした。

 

 3月。夫の祖父が89歳で旅立ちました。優しく穏やかな祖父は、結婚以来、私の事も孫として可愛がってくれました。

 しばらく闘病していましたが、最期は、体調を崩してお見舞いに来られなかった祖母が久しぶりに病院に来た翌朝、息を引き取りました。意識がなくなっているにもかかわらず、祖母を待っていたかのようなタイミングに、長年築いた夫婦愛を感じました。

 

 

大切な恩人

 

 6月。昔から親交の深い鳥取に住む友人が38歳で旅立ちました。

 手術の経過が思わしくなく意識不明の状態が続いていた数ヶ月間。気が気ではなく、良いと言われる神社へ祈願に回りましたが思い届かず。病院で家族と一緒に最期を見送りました。あんなに悲しい悔し涙を流したのは、この先の人生でも数える程でしょう。12年前私が単身で移住して以来、山陰での生活を楽しめたのは、明るく頼もしくいつも前向きな彼女のおかげ。これからも、どこにいても大切な恩人です。

 10月。京都に住む母の兄・伯父が、73歳で旅立ちました。家族旅行先の長野県で突然の死。知らせを受けた時は、言葉を失いました。母と伯父は、昔から喧嘩をした事がない仲良し2人兄妹。祖父母亡き今、母の心の拠り所。京都での通夜に駆けつけましたが、私達家族の事をいつも気にかけてくれた優しい伯父の顔は、今にも「友香理ちゃん、ちょっと肥えたんちゃうか?」と言ってニッコリ起き上がってきそうな程、いつもの伯父の顔でした。

 

 

出会えた事に感謝

 

 親しい人との別れ、本当に辛いものですね。(なんで?)(もっとこうすれば良かった)…色んな思いが錯綜します。でも「亡くなったこと」の悲しみだけでなく、3人が「生きていたこと」「出会えたこと」に感謝して、私の人生の大事な思い出にしたいです。そして今そばにいる家族・両親・友人・周りの人を大切にして生きていこうと思います。

 

 さて、忙しい年末年始がやって来ます!来たる2019年は、私事ですが結婚10周年。楽しい事いっぱいの一年になりますように。皆さんも良い年をお迎えくださいね。

 

【PROFILE】

田中 友香理(たなか ゆかり)

1977年2月20日生・B型

大阪市出身・米子市在住・フリーアナウンサー・3児の母

 

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