この３年間、おふたりが大山に向き合って制作されたおよそ五十点の作品を展示する。「ザ！だいせん 松原幹夫・森田尾山（びざん）ふたり展」松原さんの写真と尾山さんの書のマッチングが優しい。
開催中～来年一月九日（水）10:00～18:00米子高島屋東館３階。尾山さんが集められた碑（いしぶみ）の本も素晴らしい。 併設展「大山寺周辺の文学碑」「大山の歌紹介」後援伯耆国「大山開山千三百年祭」実行委・麓人会・伯耆書院。
問合 090-7126-4979
ハンドベル 〝クレエ〟
ジングルベルが街に流れて、ハンドベルがぴったりのシーズン。結成十六年にもなる「ハンドベル・クレエ」がクリスマスコンサートを開く。
十二月二十一日金曜・米子市公会堂ホワイエで。開場18:30開演19:00入場無料。「クレエ」は３歳から60歳台までの四十五人で構成、４グループに分かれるほどに成長した。４オクターブのベルを最高の音色で振る技術は訓練のたまもの。木村先生のタクトが冴える。
第１部はクラシック曲８曲。中でもプチ・フィーユ（児童グループ）の「剣の舞」はこの年齢でなければ表現できないテンポ。
第２部はⅩマス曲８曲を聞く。
満員ゴメン 問0859-22-0765
水道法案一旦、見送り
水道事業の民営化に道を開く法案が今国会は見送りとなった。しかし、衆議院では一度採決して、参議院に送ったように、この根は深いようだ。
鳥取県が生んだ世界的経済学者・宇沢弘文さんは「人が生きていく上に絶対欠かせないもの（社会的共通資本）は、それで利潤を上げる、つまり『市場原理』に委ねてはならない、特別の管理が必要だ」と、人の幸福を守る経済学を確立された。水資源はその最たるもの。ヴェオリア（フランス）、スエズ（フランス）、テムズウォーター（イギリス）の世界の「３大メジャー」いわゆる「ウォーターバロン（水男爵）」も狙っているようだが、世界で民営化された市営水道で料金の暴騰、水質の悪化など問題が起きて、何百もの水道を再び市営に戻すという事態になっている。
（河中信孝）
