あげそげコラム

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コラム掲載号:20181012

木口木版展示会おちらと庵で

 木口(こぐち)版画は木を輪切りに切り出した表面、丸い年輪が見える面に彫る。だから、きめ細かい木材、黄楊(ツゲ)や椿、梨、楓などが用いられ、緻密な作品に独特の風合いが生まれる。

 

 

鈴木康生木口木版画作品展開催中~28日まで。癒し空間「おちらと庵さえき」ぎゃらりー櫂(南部町福成997-44)。鈴木さんは1969年鳥取県生まれ。多摩美術大学卒業。2001文化庁芸術国内研修員。同年、ふくみつ棟方記念版画大賞展で記念大賞。

木口木版画を中心に制作・発表。最近では立体作品も。
定休日1・3月毎火曜 問合せ0859-66-2004

 

 

秋にデュオの演奏を

 コンサート米子(労音)次の例会はアレッサンドロ・カルボナーレ(21世紀のクラリネット界のスーパーヴィルトゥオーゾ=超一流の達人)&黒田亜樹(歌心あふれる音楽性・あっと驚く超絶技巧ピアノ)(敬称略)

十月二十八日(日)開演18:45米子市文化ホール。会員制。当日入会可
 カルボナーレはイタリア生まれ。ローマのサンタ・チエチーリア国立音楽院管弦楽団の首席奏者。ジュネーヴ、ミュンヘンなどあらゆる国際コンクールで入賞。世界の主な管弦楽団のソリスト、首席奏者として演奏。キジアーナ音楽院サマーコース教授。

 

 

 黒田亜樹は東京芸術大学ピアノ専攻卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。フランス音楽コンクール第1位。現代音楽演奏コンクール(日本現代音楽協会主催)で優勝など多数受賞。現代音楽の分野にとどまらず、葉加瀬太郎(ヴァイオリン)をはじめRIKKI(島唄)らと共演。ポップス、タンゴ、ワールド・ミュージック、アヴァンギャルド、舞台音楽など、ジャンルを超越した活動を行っている。ミラノに拠点を構え、欧州各国へ活動の場を広げており、クラリネットのアレッサンドロ・カルボナーレとイタリア・日本で定期的にデュオを続ける。米子では西野真琴(音楽教室主宰)と親交があり、その音楽性を「とにかく超絶技巧を越えてもうその向こう側にいる人達。何にでも対応でき、全く自由、音楽の楽しい言葉をきいてもらえればそれでいい」と語る。
 大都会でも四千円では聴けない最高の予約演奏会集団、コンサート米子

 問い合わせ0859-34-3173または事務局へご訪問を。

 

(河中信孝)

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