あげそげコラム

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コラム掲載号:20181005

暮らしを彩るステンドグラスキルト展―内藤和美とキルトボックスの仲間たち



 

 内藤和美さんは安来市在住の創作キルト作家です。二十歳の頃、書店で偶然に『アメリカンパッチワーク』の本に出会い購入しました。早速型紙を使い、身近にある布を切り刻んで、夢中になって一枚の作品を仕上げました。

 その後、1989年(平成元)パッチワーク教室キルトボックスを開講しました。以来、研鑽に努め、パッチワークキルトのほか、リボン刺繡、ステンドグラスキルト、ハワイアンキルト、ニールドパンチ、絣、ちりめん等多くの技法を習得し、島根県・鳥取県両県の12教室で指導しています。

 この間、2004年(平成16)世界文化社主催キルト展において「家庭画報大賞・審査員特別賞」を受賞しました。翌年からは、作品展を開催してパッチワークを広める活動を精力的に行っています。

 この度展示したステンドグラスキルトとは、ステンドグラスの透明感ある美しさを布で表現したものです。黒い布の上に図案を写し、カット線に沿って切り抜きます。くりぬいた部分に下から布を当て、黒布の縫い代を内側に入れ込みながら黒糸でまつっていく手法で制作されています。展示作品は内藤さんのオリジナルの図案で、気の遠くなるような丁寧な作業が積み重ねられています。ダイナミックな構図と布の色合わせや模様の絶妙な選択により魅力的な作品に仕上がっています。

 本展では、内藤さんの「秘密の花園」・「仲良し三人組」等6点とキルトボックスの皆さんの45点のタペストリーと小物17点の合計68点を展示しています。ぜひこの機会に、内藤和美さんとキルトボックスの皆さんのステンドグラスキルト作品をお楽しみください。

 

(祐生出会いの館  野口玲子)

 

 

【開催期間】平成30年10月29日(日)まで
【開館時間】9時~17時
【休館日】毎週火曜日
【入館料】

一般:300円

高校・大学生:200円(15名以上の団体割引あり)

※身障者手帳所持者と介護者1名無料

 【問い合わせ】

南部町祐生出会いの館 西伯郡南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859(66)4755

暮らしを彩るステンドグラスキルト展―内藤和美とキルトボックスの仲間たち

 

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