あげそげコラム

一覧はこちら

コラム掲載号:20180810

映画「世界に一つの金メダル」

 米子シネマクラブ次の例会は1980年代初頭のフランス。オリンピック馬術の障害飛越に出場させたいという父の期待に背いてエリート弁護士になったピエール・デュランは、やはりそれが自分の夢だと気づき、小柄で気性が荒くて欠点だらけの若馬ジャップルーを駆って、ソウル五輪の金メダルに挑戦する…

 

 

実話を映画化した制作費35億円の超大作。

八月十九日(日)①14:00~②19:00~米子コンベンション(小ホール)会員制だが当日入会可。(新入会は入会金と会費2か月分が必要)月会費大人千円・中高生五百円

入会金五百円。問合せ 090-8248-9810

 

 

広島大学文藝学校

 

 毎年興味深い十六回目の広大文学研究科の出前授業。八月二十五日(土)10:30~17:00本の学校2階多目的ホール。受講無料。

10:40~11:40講師宮川朝子教授(欧米文学講座)「デュマ著『モンテ・クリスト伯』」―無実の罪で監禁されたエドモン・ダンテスは同囚の神父に財宝の秘密を譲られ、脱獄して復習に向かう…近年再評価が進んだ著者デュマと、この復讐劇が提起する問題を紹介する。

11:50~12:50今林修教授(欧米文学講座)「ジェイン・オーステインの写実と英語の素晴らしさに触れる」夏目漱石はジェイン・オーステインの『高慢と偏見』を例に挙げて写実力と言語芸術を絶賛している。

 この英国を代表する女流作家の英語の素晴らしさに触れてみよう。時間があれば中野好夫の名訳をはじめ他の翻訳者にも触れる。

13:50~14:50前野弘志教授(歴史文化学講座)「古代地中海世界における呪詛文化」古代の呪いの痕跡が鉛の板に残されている。2010年にレバノンの地下墓から発見された呪いの鉛板を解読することによって、二千年前の人々の心の闇を覗いてみよう。

15:00~16:00妹尾好信教授(日本・中国文学語学講座)「この世をば…から千年」藤原道長は平安時代、摂関政治の最盛期を現出させ、三人の娘を三代の天皇の后として権勢を極めて「望月の欠けたることもなし」と詠んだ。当時の著名人たちと読み交わした和歌から道長の人となりを伺う。

16:15~17:00広大受験相談会あり。どの講座でも選べる。申込・問合せ 0859-31-5001

 

(河中信孝)

↑ページ上部へ