あげそげコラム

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コラム掲載号:20180727

夏休みラジオ体操が始まった


 朝、近所の公園で、空き地や駐車場で、ラジオ体操♪が聞こえますか?

 子どもの頃、毎朝ラジオ体操カードにハンコをもらうため、旅行先でも頑張った記憶。  雨天中止で歯抜けのカードが悔しかった思い出がある。社会の事情、家族の事情などで今や夏休みのラジオ体操は夏休みの初めと終わりの1週間だけ、初めの1週間だけ行う子ども会が多いようだ。また、「朝早くから、うるさい!」とご近所からの苦情で時間の変更、中止している子ども会もある現実が悲しい。 「イチ、ニ、サン、シ」のラジオ体操よりストレッチが良いと、学校でもラジオ体操をしなくなった。けれど、数年前ラジオ体操が注目を浴びた。テレビを観ながら自宅でラジオ体操する人が増えているそうだ。

 

 

ラジオ体操の実力

 

 たまにしかラジオ体操しなかった私は先月出雲市でのラジオ体操講習会で多胡肇(たごはじめ)氏の指導を受け「目から鱗!」。私の体操、違う!? 細かく言えば「手の握り」「顔や骨盤の位置」「つま先の角度」。そして「イチ、ニ、サン、シ」でなく「伸ばす、脱力」「強く、弱く」「ビシッ!なめらか~」と筋膜リリースの動きに驚いた。正しく動かせば3分の第1体操だけで400以上ある全身の筋肉を使う。痛みがなくなったり、気になるお腹や脚が引き締まったり、日常の動きがスムースになるのだ。

 時代が変わっても「いつでも」「どこでも」「だれでも」の精神が貫かれ、毎日、NHKテレビでは「座って行う体操」も流れている。曜日によって内容はいろいろ。まずは観て、聞いて欲しい。

 

 

健康はつくるもの、広げるもの

 

 ラジオ体操は健康増進だけでなく、コミュニケーションの手段、地域活性化にも大きく貢献する。

 私が住む車尾地区では7月8日「「実はスゴイ!ラジオ体操」と題してラジオ体操講習会が小学校体育館で行なわれた。

 南部町在住のラジオ体操指導士小林登氏を迎え子どもから大人まで約90名の参加。

 新たな学びや心もからだもほぐれ「よかった♪」と、みなさんの笑顔が眩しかった。

 

 

ラジオ体操をしよう

 

 だらだら~のラジオ体操する子どもたち、体操を忘れてしまった大人たち、運動不足や姿勢の悪さなどでからだがきしんでいる大人たちへ、夏休みのラジオ体操にチャレンジして!と声高らかに叫びます!

 目じりが下がり、口角が上がる、そんなあなたを想像する私(笑)

 

笑(しょう)らいふ

代表:看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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