あげそげコラム

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コラム掲載号:20180622

「ええがな大山」の映画上映

 大山町赤坂の中山温泉(大山町赤坂708)にある「生活創造館わくわくホール」(160席)を会場に、毎月、映画上映をしている自主上映の会「ええがな大山実行委員会」がある。筆者は寡聞にして知らなかった。

 中山温泉と言えば遠いように感じるが、山陰道を通って米子から十五分の距離と聞くと、市内と変わらない。

明日二十三日(土)上映の映画は「夜間もやってる保育園」①10:00~②14:00~③18:30~の三回上映。入場料は大人八百円中学生以下五百円。

 厚労省の発表でも待機児童はは増加している中で、夜間に子どもを預けてまで働く親は医師夫妻などをはじめ無理からぬ状況もあるものの、夜間保育園への偏見や批判もある。

 映画は新宿・大久保で24時間保育を行う「エイビイシイ保育園」、さらに北海道、新潟、沖縄の保育現場を取材した。

 夜間保育園を求める趣旨ではないが、このドキュメンタリーを見て、いま、いっしょに考えてみませんか?と訴えている。 来月は7月14日(土)第22回上海テレビ祭ドキュメンタリ―部門最高賞マグノリア賞など国内外の賞を得た「五島のとらさん」の上映。

 

 

産廃、平行線ではない

 

 産業廃棄物処分場建設で、県環境事業管理センター(県の出先機関で処分場建設の事業主体)は、住民から出された多くの問題点の指摘や疑問、不安には真正面から答えず、科学的根拠も示さず「安全だ」を繰り返し、問題点は深まるどころか、平行線にすらなっていない。

 このままで知事が建設認可を出すようなことでもあれば、将来にわたって、十六万市民の生命と健康に大きな被害を与えかねない。

 鳥取県廃棄物審議会は十二日に開いた会議で「住民の不安はもっともだが、(意見調整を続けても)平行線が続く」など、意見調整手続きを打ち切ることを考えている 例えば、万一汚染水が漏れ出して(その可能性は高い)地下水に混じれば「それは予定地から北北東の方向(米子市民の上水道の福井水源)に流れないとは言えない」との住民の科学的な指摘に対し、県センターは「北北西に流れるから心配ない」と誤った根拠から主張している。(たとえそうだとしても畑も河川も海も汚染する)この一点だけとっても論議は尽くされていない。知事はこのような無茶苦茶な「しゃにむに建設」の態度を改めさせる必要がある。

 

(河中信孝)

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