あげそげコラム

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コラム掲載号:20180615

魚の目

えっ? 突然「魚の目」が消えた!

 

 足の裏や指にできる魚の目。皮膚科治療しないまま、最後の一個が見えない、触れない!? 嬉しいけど、ビックリ!

 

 忘れもしない小学6年の頃、臭~い上靴を履いていた私の右足の親ゆび・足裏には、恥ずかしながら11個の魚の目ができていました(驚)!そのころ机を並べてする卓球が流行っていました。親ゆびの端っこにできた魚の目はスマッシュの度に机の脚にあたり飛び上がるほど痛かったし歩くたびに多少の痛みもありました。

 私の周りには「魚の目」を持っている子は何人もいて「普通のこと」だと思っていました。魚の目には芯があり、何とか取ろうと風呂上りに爪でゴリゴリするのが日課でもありました。

 

 

「魚の目」ってなに?

 

 「魚の目」は長期間にわたって皮膚の一点に圧迫や摩擦など刺激が繰り返し加わることで皮膚が厚く硬くなり、皮膚の内側に向かって突き刺さるように伸び中心部に芯を持ち、食い込んだ芯が神経を圧迫するから痛むのだそうです。「魚の目」の原因はサイズの合わない靴、ハイヒールや先の細い靴、歩き方のクセ、足の冷え、横アーチが衰えた開張足、不潔な足など。

 そういえば学校の上ズックは鼻をつまむ臭さ!今振り返れば成長期の私は「我慢して小さい靴を履いていた、不潔な足」だったのだ。思春期、風呂上りのゴリゴリでひとつずつポロリ・ぽろり。「よしっ!」ひとり呟く。それでもしつこく残っている母趾丘の「魚の目」一個。スピール膏は周り皮膚だけ剥がれるし、チクチク掘って何度血を流したことか・・。

 

 

「よい兆し」

 

 痛みを感じなくなり忘れていた「魚の目」。通い始めたヨガ教室で「先生に見られているかも」の恥ずかしさをにんまり笑顔で隠す。2年前から履いている踵の保湿ソックス・風呂上りのフットクリームの効果か? いやいや、突然舞い降りた摩訶不思議!「近い未来が好転する兆しだよ」と勘の鋭い友人が一言くれた。にんまりする私はワクワク感に満ちている。

 あなたも目じりを下げ、口角を上げてみてください。「よい兆し」がきっと届くでしょう。(笑) 

 

笑(しょう)らいふ

代表:看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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