あげそげコラム

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コラム掲載号:2018年5月18日

笑顔 広がれ~!


 12月生まれなのに「春美」。でも「春美」が好き。文字、響き、そして長い冬を超えてやってくる春、誰もが待っている季節が「春」。

 

 はじめまして。本日「あげそげ」デビューしました熊谷春美です。長年勤務した病院を退職した翌日「予防医療」という概念と運命的な出会いをし、多くの方との不思議な出会いの連鎖はまさに「井の中の蛙大海を知る」日々でした。今、「地球の健康、私たちの健康づくり」という大きなテーマを掲げて活動しています。そして今、人の輪、笑顔が少しずつ広がっているのを感じています。

 失敗も多くまだまだ未熟な私の経験から、この紙面をお借りしていろんなエピソードを発信していこうと思います。「あげだね~。そげか~!」と目じりを下げ口角を上げてにんまり笑みを浮かべていただけたらうれしいです。

 

 

母 ガンバル!

 

 この冬、一人暮らしの91歳の母が転倒し大腿骨骨折手術を受けた。極寒の冬に、自宅周辺が眺められる病室で暖かく賑やかに見守ってもらい、認知機能が落ちることなく退院を迎えました。〝母ひとり子ひとり〟の悩ましい親子関係が、過去にないくらい最高に良くなっていることにお互いビックリ。理学療法士、ケアマネージャーなどの尽力をいただき自宅療養の環境調整はスムースで、満面の笑みで一人暮らし生活に戻りました。ところがどっこい、1週間後には「わがままの殻」に閉じこもってしまったのです。

 

 

さみしい

 

 介護用品業者さんやケアマネさんも困ってしまうこの現象は3か月も他人の中で暮らした緊張感の反動なのでしょう。「他人にかまわれたくない。ほっといて!」の裏腹に「さみしいから来てほしい」という思いが強く存在しているのを過去の経験から学んでいる私は、そっと訪問を繰り返しているのです。難聴の母との連絡ノートに「お風呂に入り気持ちよかった」と書いてあるのを見て、心の窓が開くのは近いと、にんまりした私。

 ご一緒に、小さな笑みを重ねていきましょう。

 

 

笑(しょう)らいふ

代表:看護師・姿勢教育指導士

熊谷 春美 (くまがえ はるみ)

(米子市車尾在住)

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